最近素晴らしい本を手を手に入れました。
森淸人著書「建國の正史」です。とても素晴らしい内容なので、順次紹介したいと思います。
とても薄い冊子なのですが、とても充実した内容です。
本日のタイトルも、ここに書かれた言葉からです。
「歴史を喪失せる民族の没落と亡状とはギリシャの現状をみれば余りに明白である。この意味からいえば祖国再建は、歴史の再建から始められるべきであろう。」
「建國の正史」は昭和29年に書かれた「建國の正史に還れ」を平成2年に再刊したものですが、今現在のギリシャと重ね合わせても、身につまされる言葉となっています。
この文章を読んだとき、まっさきに浮かんだのは記紀編纂の詔を発された天武天皇のことです。記紀はまさに日本再建のために編纂されたものだからです。
そして、さらに10月23日に発刊されたばかりの『「十七条憲法」で紐解く日本文明論』という本が面白くて読んでいるのですが、これがまたとても素晴らしいのです。(歴史に関してはチョコチョコあれ?という箇所があります・・・)
ここに昭和天皇の御言葉である「改革の振り子の原理」が紹介されています。
物事を変革するには緩急の順序がある。
かの振り子が滑らかに動くのは、静かにこれを動かす結果である。
急激に動かせば必ず狂う。
この振り子の原理は余の常に深く留意するところである。
改革しても反動が起こるようでは困る。
これにははっとさせられました。
そして、新嘗祭を迎える時期に相応しい「新嘗のこころ」の講義を昨夜受けましたが、ここには天皇=日本=日本人ある、ということが書かれており、ああやっぱりそうなんだなあ、と再認識させられました。
日本を知るとみな、繋がってくるのです。
この三冊、とても素晴らしいです。手に入れられることが出来たらぜひ読んでほしいと思います。
機会がありましたら、詳細を紹介したいと思います。