怖い話
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IT業界

IT業界で働く上で一番楽しくない仕事は、提案活動やマネジメントの仕事である。

IT業界で働く上で一番楽しい仕事は、提案活動やマネジメントの仕事である。


意味がわかるだろうか。


会社によってはこれらの仕事は天国と地獄なのである。


ある会社では、トラブルになったプロジェクトの全ての責任を一個人のプロジェクトマネージャーに押し付け、降格や左遷により全てを事務的に片付ける。

ある会社では、トラブルになったプロジェクトをチームや部門メンバーが互いに助け合い総力を上げて解決し、みんなが運命共同体となり信頼関係がよりふかまる。

これがIT業界の実態である。


前者の例では、したたかで狡猾な人間だけが上に行き、器用貧乏が万年平社員になり、年下の上司にこき使われ続けるのである。


後者の例では、みんなが順当に昇進し和気あいあいと仕事ができる。


見極めるポイントは、年収のみ。
年収が高い企業ほど前者である。

まさにハイリスクハイリターンの世界
年収に拘らないなら、後者を勧める。

アンパンマン

アンパンマンは、非常に奇妙な生き物である。

お腹がすいた人に、アンパンである自分の頭をちぎって分け与えることがしばしば。

この行為が気持ち悪いと思うのは私だけであろうか。

あのアタマを引きちぎった後から、彼の脳みそに相当するアンが露出する。

お腹を空かせたカバだウサギだといった彼らは、その彼の脳みそと頭蓋・筋肉・皮膚などを

見た目アンパンだということでバクバク喰いまくる。まさに鬼畜の所業である。



もっと意味亜わからないのが、新しい顔に取り替えるという行為である。

なぜ新しい顔なのか。
なぜいまの顔を修復しようと思わないのか。
なぜ新しい顔になっても交換前までの記憶が残っているのか。

アンパンマンの意識・魂とでもいおうか、、アンパンマンをアンパンマンたらしめる
人格であり記憶である源となるものは、いったいどこにあるのか。


さらに意味がわからないのが、彼の体である。

アンパンマンの体の構成要素は一体なんなのか。
アンパンというほとんどが小麦粉と小豆でできた頭がドッキング可能なその体とは
一体どういう構造になっているのか。
ジャムおじさんやバタ子さんとは違ったからだなのか。
アタマを交換する瞬間、アタマの体のつなぎ目は一瞬切り離されるはずであるが
頭と体がつながる瞬間、どういった仕組みでアンパンマンたらしめる体になるのか。

なぞだらけである。


バイキンマンの恐ろしいほどの高度な科学技術よりも恐ろしいのがアンパンマンである。

子供たちはうれしそうに「アンパンマーン」と毎日テレビでお世話になっているが

こんなに奇妙で気持ちの悪い正義のヒーローはいない。

リセット

私はいま森の中をさまよっている。
街に戻るための道を見失ってしまった。

このまま一生この森をさまようことになるのか。

嫌だ。
なんとか抜け出して元の現実世界に戻りたい。

焦る気持ちが身体を前に進ませる。
どんどん体力も無くなっていく。

もうだめだ。
あきらめかけたそのとき、声がした

「なんだよこれ、わけわかんねーよ!ほんとに出口あんのかよ」

私と同じくこの森で迷っている奴がいるようだ!
迷っているようなので合流しても問題が解決するわけではないが、いないよりはマシだ。
少なくとも一人さまよう心細さからは解放される。

よし、少ない体力だが声を絞り出して叫んでみよう。。

「・・・・・!」

まったく声が出ない。声もでないほど体力が残っていないのか。。

とにかく、声が聞こえた真後ろの方向に行ってみよう。

「・・・」

今度は足も動かない。

一体どうなってるんだ俺の体は。。


もうだめだ、話すことも動くこともできない。
俺はこのままここで死ぬのか。。


しばらくすると、また後ろから声がした
相変わらず俺の体は動かないままだ


「どうせ帰り方わかんかいし、もっかい街の入り口からやりなおすか」


は!?
どういうことだ?

あ・・・...そう思った次の瞬間、

なにが起こったんだ。。
俺はずっと戻りたいと切望していた、街の入り口に立っていた。。


そうか。。

俺はゲームの中のキャラクターだったのか。



いつまで続くのかわからない、抜け出すこともできない、一生自由になることのないこの世界に俺はただ一人孤独に耐えながら生きていくしかない運命だったのか。