こんにちは。
今まで書いていませんでしたが、うちの奥さんは歌手なんです。
本人は「歌手」ではなく「唄うたい」とクレジットされることを希望しますが、まぁ歌手です。
もちろんプロの歌手です。
僕は奥さんの大ファンなので、彼女のライブがあると聞けばスケジュールを調整してなるべく聴きに行くようにしています。
奥さんの友人たちからは「あなたのご主人、変わってるよね」と言われるそうですが、全く気にしていません。
そんな奥さんから聞いて以来心がけていることがあります。
「ライブでは必ずテイクオフがあるのよ。一曲目かもしれないし三曲目かもしれないし、最後の曲になるかもしれないけれど『今離陸した!』って言う瞬間が必ずあるの。その瞬間を作らないとプロじゃないの。」
「テイクオフ」とは「観客を別世界に連れて行くこと」であり、それができなければそのステージはうまくいかなかったということなんですね。
彼女は歌のプロなので、ステージでのテイクオフが「それ」なのですが、プロである以上自分の持ち場で誰しも「テイクオフ」をさせないといけないんだと思い、実践するようにしています。
それは「テイクオフ」なのかもしれないし「サービス精神」と呼ぶ人もいるかもしれません。
そう言う気持ちで仕事に接することで行動や表現にメリハリをつけることができるのです。
ありがとう。奥さん!
では、本日の一台に参りますよ。
ババン!トヨタ・スターレットですよ。シャレードじゃないよ。ましてやコンソルテでもないよ。
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/CU7318266396/index.html?TRCD=300001
スターレットと言ったらハッチバックでしょ?と思っている人がほとんどですよね。
僕もスターレットのこのモデルのことはすっかり忘れていました。
そもそもスターレットはパブリカの派生モデルとして生まれたんですね。
そうやって見てみると確かにパブリカの雰囲気があります。
「パブリック・カー」
パブリカっていいネーミングですよね。今こそ復活させればいいネーミングじゃないかと思います。
FRレイアウトの採用によってデビュー当時からワンメイクレースのベース車両として徴用されていたようです。
今こそこのレイアウトのクルマは見直されるべきかと思います。
では見ていきましょう!
とぼけた顔とは裏腹にかなり戦闘的なモディファイがされていると予感しますね。
かなり車高が落とされています。
ちょっと落としすぎではないでしょうか?ハンドル切れるのかな?
この短くスラントしたノッチがスポーティさよりも可愛く見えてしまいます。
「なめんなよ」と言われても、思わず微笑んでしまう。
リアのガラスは昔なるかしい「ラメ入り」です。
ラメ入りガラスってどんな効果があったんでしょうね?防眩?
ボディの状態はかなり良さそうです。しかし、車高・・・。
レーシーなのにコーナーポールという矛盾。
フェンダーミラーのままの方が良かった気もするけれど、これはこれで違和感なし。
ここだけみると、ボディカラーといい初代シャレードにしか見えなんですよね。
内装を見ていきましょう。
綺麗ですね!
小径ということでのチョイスなんだろうけれど、ハンドルは買ったら交換するね。悪いけど。
オリジナルの状態のシートと表皮。素晴らしい。
レーシングカスタムをされてるけれど、タコメーターがないからレースには使われていません。たぶん。
クーラーがついています。使えるかは不明ですが。
縦型レイアウトが今見ても斬新です。
カセットデッキもこの位置に。シフトノブもノーマルだから、やっぱり大人しく乗られたんでしょうね。
残念なことにエンジンの画像はありませんでした。
軽量ボディに1200CCユニットにFRレイアウトですから、街中でもそこそこ楽しく走れるんじゃないかと思います。
何よりカラーリングを含めたこのスタイリングを楽しむクルマだと思います。
ただ、昨日ご紹介したBMW・530iが26万円だったのに、こっちは込み込み160万円くらいしそうです。
そこらへんを納得して楽しめる人向けではありますね。
しかし、すごい逆転現象です。
さぁさ、今日はうまくテイクオフできたかな?
では、また!