ケンタウロスの子孫(日産・3.0 300ZX 2by2 Tバールーフ) | 「クルマ離れをぶっとばせ!」

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クルマ好きが嵩じて彼女までポルシェに見えてきました。というわけでポルシェ買います!毎日クルマを探してます。それが人のお役に立つことも増えてきました。みなさまのクルマ選びのお役に立てたらうれしいです。

こんにちは。

 

僕は体毛が薄いほうです。

 

藪から棒にすみません。

 

ヒゲも薄いですし、腕にも毛は生えていませんし、胸毛もありません。

 

しかし、幸いなことに頭髪は最近細いような気はしますが、薄くはなっていません。

 

もしタイムマシンがあったら、中学時代の僕のところに行って「大丈夫だよ。俺は禿げないから安心しろよ」と言ってあげたいです。

 

でも、薄くはないというだけで、そんな自慢できた頭髪でもないんですが。

 

今日言いたいことはそんなことではありませんでした。

 

僕の背中には鬣が生えているんです。

 

「鬣ってナニ?」ですよね。

 

「タテガミ」と読みます。

 

馬の首から背中にかけて生えてるアレです。

 

僕の背中には背骨に沿ってフサフサと毛が生えているんです。

 

きっと前世は馬かケンタウロスだったに違いありません。

 

ちなみに午年です。しかも丙午です。

 

子供の頃からセナゲが生えていたので、人類は皆等しく背中に毛が生えていると信じて特に風呂場でも他人の背中に注目してことはなかったのですが、どうもそんなことはないらしく、僕の背中だけに人並み外れて毛根が集中しているらしいのです。

 

そのことは妻に教えてもらいました。

 

それからというもの、プールや温泉場で他人の背中を見ますが、確かに皆さんの背中はツルッツルです。

 

体毛というのは身体のウィークポイント、守るべき部位に生えてくると言います。

 

僕は背骨が弱いのかな?

 

どう思いますか?

 

そんなとりとめのない質問を投げかけたところで、本日の一台に行きましょう。

 

日産・3.0 300ZX 2by2 Tバールーフです・・・。

https://www.carsensor.net/usedcar/detail/CU9113787989/index.html?TRCD=200002

 

前回の悪夢の記憶も新しいうちに新たな精神的外傷(トラウマ)を自ら受けるのか・・・。

 

いや、このフェアレディはそこまで嫌いじゃないから大丈夫!(なはず)

 

大丈夫かなぁ・・・。

 

このフェアレディZは4代目となるZ32型というモデルです。

 

3代目の反省を大いに生かしたスタイリングだとデビュー当時は解釈しましたが、ボディサイズ、排気量サイズはやはり僕が考えるフェアレディZとは大きくかけ離れるものでした。

 

そして、その見た目からくる「視覚的剛性感の低さ」が決定的で、先代の「ハリボテ感」はそこまで改善されていないように感じるのです。

 

このスタイリングのまま75%縮小されていたら、かなりいいクルマ感が出たはずだと個人的には思うのです。

 

でかいよ!日産!

 

では、見ていきましょう。

スティングレイ感のあるデザインですね。Zですけど。

 

初代Zの印象を想起させないこともありません。

ブガッティのヴェイロンに影響を与えたとか与えていないとか。(いないか)

 

でかいんだよなぁ・・・。

 

いかんせん・・・。

 

悪くはないんだが・・・。

 

でかいんだよなぁ・・・。

 

お!これはちょっと萌える!!

 

イイネイイネ!

 

ドアやトランクがオープンしてる画像は萌えます。しかも全オープン!

 

これは各中古車屋さんが真似をしてもいい画像ですよ!

 

ホーレ!

 

いいなぁ。

 

Tバーだから成立するっていうこともあるか。

 

わぁ。

 

内装と外装が渾然としましたね。

 

Tバーゆえの画角です。

 

同じく。

 

しかし、内装のデザインは先代のフェアレディZよりもかなり進化しましたね。

 

低走行!

 

先代とほぼ同じV6ユニット。

 

このV6エンジンと過給機ユニットを詰め込むために先代のボンネットは膨れ上がったんだということです。

 

今回のZは全面的にCADによるボディ設計を導入したおかげで、うまいこと大きなエンジンユニットを低いボンネット内に収めることができました。

 

トレードオフとして整備性の悪化というネガが待ち受けていました。

 

その辺はウィキペディアを参照していただくことにして、やはりここでは「フェアレディZとしてのあり方」を問題にしたいと思います。

 

書いていてだんだんわかってきたのは、アルピーヌとの類似性です。

 

初代ZがアルピーヌA110です。「です」と言ったって、イコールという意味じゃないですよ。立ち位置の問題です。

 

現車を見たことがある方はA110が驚くほど小さなクルマだということをご存知かと思います。

 

その後、モデルチェンジとは言いませんが、A310が三代目Z。(2代目はちょっと特殊なので省きます)

 

大きくなっちゃうんですよね。ボディも排気量も。

 

で、4代目(今回の)ZがA610(ル・マン)へと進化してゆく。

 

ビジネス的な成長や市場の受け入れ方のことを論じているわけではなく、あくまでデザインの進化のパターンと時代性がフェアレディZとアルピーヌで類似性があるかも?という仮説です。

 

これ、誰も論文書いてないな。書こうかな。

 

やっぱり学びがありました。(独りごち)

 

そういう文脈で捉えると、フェアレディZの歴史も一気に味わいの深みを増しますね。

 

(というか、僕が勝手に偏見を持っていただけなんですけど)

 

次回はフェアレディZ伝説の最終章になだれ込みます!

 

では、また!