こんにちは。
全国的に梅雨入りしましたねぇ。
梅雨がないと農作物の成長に影響が出ちゃいますので、農家の方は心待ちにされていましょうね。
どうせ避けられないものなんだから「今日も雨だなぁ(げんなり)」なんて言っててもしょうがないですから、ここは気分転換にドライブへ出かけましょう!
という趣旨の(そうだったの?)ブログへようこそおいでくださりました。いらっしゃい!
妄想のドライブですよ!
まずは僕の思い出話を聞いてくださいな。(唐突だな)
僕は東京で生まれて、学生時代に免許を取って、学校を卒業すると同時に就職した大阪の家電メーカーの広島支社に配属になりました。
親に「一応免許も持ってた方がいいから」と言われ取った自動車免許でしたが、東京では電車やバスが網目のように走っているので、ほとんどクルマの運転をしたことはありませんでした。
それが、広島についてみたら、翌日からどこに行くにもクルマが必要だとうことがわかったのです。
僕の赴任先が広島市内だったらそうでもなかったはずなのですが、東広島市だったのです。
あの頃の東広島は、本当に田舎でした。
最近たまたま東広島をクルマで走ったのですが、ずいぶん都会になっていて驚きました。
しかし僕が八本松の電車を降り立ったときには周りになんにもなくて、大げさではなく涙が滲んだものでした。
そういうわけで、会社勤めを始めたばかりですぐにマイカーを購入する必要に迫られたのです。
初めに買ったのはホンダのNlllでした。
込み込み30万円。
八本松ホンダの社長さんは元気かな?アレから30年経つからなぁ。
お元気だといいけれど。
その後、付き合ってた彼女に「新車買ったら?」と言われて買った2代目ホンダシティ。
もちろん5MT。
どっちもとってもベーシックでいいクルマでした。
今でも乗りたいです。
「刷り込み効果」とでも言うんでしょうか。
「国産車はホンダ」と思い込んだのは八本松ホンダの責任も半分はあると思います。
実家で初めて乗ったのは、僕が強力に進めて親に買わせた初代ホンダシティだったしな。
で、今日の話題に関係してくるのはこの次に僕が買ったクルマなんです。
はいこれ。
わかる人いますかね?
そう!初代アウディ80です。
いいでしょう?端正でしょう?
色はこっちです。
画像は(@ttp://park1.wakwak.com/~audi-fsr/contents/my_audi/audi_80_b1.htm)さんから拝借しました。
広島市内の「タケダオート」さんで、これも込み込み30万円で売ってもらいました。
元ヤナセのメカニックだった社長さんがやっていたクルマ屋さんで、お金のない(けど外車に乗りたい)僕に同情して、社長さんの所有車を格安で売ってくれたんでした。
タケダオート。
https://www.goo-net.com/usedcar_shop/1000262/showroom.html
まだある!!
本当にいいクルマで、オートマなのに楽しいと思ったのはこれが初めてでした。
(と言うか、オートマに乗ったのが初めてでもあった。笑)
このアウディに乗って広島の夜の街を流していると、映画の主人公になったような気持ちになれました。
デートにもよく行きました。
「外車はいい匂いがする」のを知ったのもこのアウディ。
と、こんなに気に入っていたアウディとなぜお別れしたのか?
はい。会社を辞めたんです。
辞めて東京に帰ろうと思ったときに、予てより僕に「手放すときには売ってください」と言い続けていた会社の友人に引き取ってもらったんでした。
僕と別れてからのアウディはとても可哀想な運命を辿り、最終的には友人が高速道路を走っているときにタイミングベルトが切れて廃車にされてしまいました。
その事をタケダオートの社長に伝えると「なんでうちに連絡してくれなかったんだ!あんなクルマはもう2度と出てこないぞ!」と怒られました。
本当にその通りだと思います。
惜しい事をしました。
猛反省をしました。
クルマでもなんでもそうですが、愛着のない人に所有されたものは可哀想です。
でも、そう言う「大切なものを失った体験」は人に何かの教訓を与えてくれます。
いずれ無くなるものなのだから、所有している間は大切にしようと。
ものだけではなく、人間も、動物だってそうですよね。
あれ?なんだ?このブログ。こう言う芸風だったっけ?
懐かしいクルマのことを書いていて、ちょっとセンチメンタルになってしまったようです。
では、気を取り直して今日の一台です。
こちら!
「アウディじゃないじゃん!」と言う声が聞こえましたよ。
そうですね。アウディではありません。
アウディの前身となる「アウトウニオン」と言うメーカーのスパイダーです。
20代で失ったアウディの私的経験から、20代の皆さんにこのクルマをお勧めしたいと思います。
短絡的!とか言わないの!
うむ。
やばいね。
アウトウニオン。
このマークはすでに!
ツラ構え。カエル顔。
お乗りください。
SLよりいいのでは?
ラジオを聴こう。
足元がきつそうだけど、4人乗り。
いいですね。(張り替えたばかりで綺麗すぎだけど)
かっこよすぎる。
旅に出よう!
スペアタイアはこちら。
いいタイヤ履いてるね。
900cc、3気筒かな?ラジエーターが後ろにあるね。
熱問題は大丈夫かな?
いかがでしたか?
20代の皆さんにとっては、お値段がちょっと高いかな?とも思いますが、買えない金額ではありませんし、みんながよく知っているようなチャラいクルマに乗っているよりも何か含蓄がありますよ。
外装パーツ(ウィンカーとかモールとかバンパーとか)ぶつけたらもう出てこないと思います。
そんな背水の陣的な条件って「大事に乗らなきゃ!」と言う気持ちを増幅します。
55年間大事にされたクルマは今後50年以上は大切にされるべきです。
貴方がそれを継承するのもいいですし、そのバトンを誰かに引き継ぐのもいいでしょう。
どちらにしても、貴方が所有している間は大切に扱わなければいけません。
1963年生まれのこのクルマは平成生まれの貴方達に多くのことを教えてくれると思うのです。
なんだか、このブログのテイストとは違う湿っぽさ漂う回になりましたが、ソレもコレもきっと梅雨のせい!(上手くない)
では、また!!