昔、テレビCMで「私作る人、僕食べる人」というコピーが大問題になって、放送中止になったことがあります。
若い妻と小さな娘さんが台所で踊りながら、
「作ってあげよう、タンメン、フォーユー♪」と歌って、
出来上がったタンメンを前に二人が、自分たちを指さして「私作る人」。
そして、隣にいる夫が、やはり自分を指さし、
「僕食べる人」と。
2か月ほどで打ち切られたにもかかわらず、この歌詞とリズムはしっかり脳裏に焼き付いているから不思議なものです。
当時、中学生だった私は、何の疑問もなく、このCMを見ていました。
私は3人兄弟の長男で、父もまた5人兄弟の長男。
典型的な亭主関白の家庭でした。
父が台所に立つのは、正月のお雑煮づくりのときだけ。
そうした家庭で育った私は、結婚前に料理など、まったくしたことがありませんでした。
ところが、結婚後、カレーがきっかけになり、
料理が趣味に。
子どもが幼稚園くらいの頃には、毎朝、せっせとお弁当作りに精を出していました。
その後、いつの間にか、料理は私の専権事項になって、私作る人、家内が食べる人になっています。
新型コロナの影響で、私自身が在宅での仕事が多くなり、その分、昼食も家ですますことが増えました。
となると、昼食も作らざるをません。
家内が仕事でいないときは、カップ麺などですますことも多いのですが、いればそうはいかないんですね。
長男の性(さが)です。
美味しいものを食べさせてあげようと、それなりに手を抜かずに作ります。
それが、さすがに疲れてきました。
「今日は、何にしよう?」
昼食、夕飯、日々、頭から離れません。
レシピは、すでに分厚いファイルになっているものの、
マンネリ化しつつあることにも嫌気がさしています。
もっと美味しいもの、新しいレパートリーを!
と考えてはいるのですが、仕事が立て込んでいるときは、気づけば、食事を準備しなければいけない時間。
切りのよいところで、台所に向かうものの、
ゲッソリとヘタレ気味のこともあります。
そんなとき、家事に占める食事づくりの大変さを痛感します。
何品か、食事を同時並行で作るときの段取りの難しさ、いかに洗い残しなく食器を洗うか、素人として自分の至らなさにも疲れ気味です。
意外とこうしたことを扱った書籍はありません。
ときどき、調理師の専門学校で学ぶべきかと、考えることも。
(どういうわけか、私の甥で大学卒業後、就職先を辞めて調理師の専門学校に入り直したのがいます。今、警察で似顔絵捜査官をしていますが)
長々と、ボヤいてきましたが、食事でヘタレ気味のときは、カレーです。
それもレトルトカレーのアレンジ。
夕べは、カレードリアにしました。
使ったのは、
「よこすか海軍カレー」

バターを塗った耐熱容器に、みじん切り玉ねぎとソテーしたバターライスを入れて、触感を変えるためにマカロニをのっけて、カレーをかけ、チーズと生パン粉をのせ、オーブンに。
こんな感じになりました。

レトルトカレーとしては、シンプルな部類でしょうか。
今回、ドリアに使った理由は、そこにあります。
ただ、具材はしっかりしていますので手抜きドリアにはぴったり。辛過ぎず。
付け合わせは、
・ポテトフライ
・ゴーヤチャンプル目玉焼きのっけ
ポテトフライは、ごく少量の油で揚げています。
ゴーヤは、家内がベランダで作った最後を使用。
とりあえず美味しくできました。
ところで、かのCMですが、
ときどき、大学の授業で男女雇用機会均等法を講義する際にネタにしています。





