「医食同源」という言葉があります。
薬物と食物はその源は一つであるという中国の思想です。
花輪寿彦・北里研究所東洋医学総合研究所所長によると、
意外なことに、言葉自体は日中国交回復後、中国文化を再認識するブームの中で生まれた日本の造語だそうです。
日本は、もともと暑からず寒からず、温潤な気候です。
非常に住みやすい環境では、こうした考え方自体、強く意識されなかったのだと思います。
数年前、インドで10年間生活した日本人カタックダンサーにインタビューしたことがあります。
暑さ、埃などで、毎日が戦いだったと話されていたことが印象に残っています。
このブログのテーマであるカレーに話を戻すと、
ヨーロッパや日本の家庭風カレーにスパイス感がないのは、こうしたことと無関係ではないでしょう。
インドを中心とする東南アジアでスパイスが日々の食事に取り入れられたのは、
気候風土が厳しいからなんでしょうね。
以前、このブログで取り上げた、
ネパールカレーの「ルミーズ」⇒クリック からスパイスの薬効について書いてあるポスターの写真をいただきました。
店内に貼っているもので、興味を示すお客さんが多いそうです。

