わたしのハワイの歩きかた | 記憶のための映画メモ

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こんにちは!
大好きな映画も数日で忘れてしまう我が記憶力。
ユルユルの脳味噌に喝を入れるための映画ブログです。


わたしのハワイの歩きかた


2014年/日本/119分
監督:前田弘二
出演:榮倉奈々、高梨臨、瀬戸康史、加瀬亮、宇野祥平、池松壮亮、中村ゆり、安田顕、他
おすすめ度(5点中) → 2.5


――― あらすじ ―――――――
出版社で編集者として働くみのりは、仕事も恋も思い通りに行かず、ふと人生に行き詰まりを感じてしまう。そんな時、ハワイで挙式する友人・愛子に頼まれ、2次会のセッティングを引き受けるハメに。イライラが募るみのりだったが、この際とばかりハワイ特集を企画し、取材にかこつけて会社の経費でハワイを満喫しようと思い立つ。そんな彼女が現地で出会ったハワイ在住の女性・茜は、ハワイで玉の輿を狙う婚活女子。2人はすぐに意気投合し、みのりは彼女に取材のコーディネーターを依頼する。そして、茜と2人でグルメにパーティにとバカンス気分で大いに楽しむみのりだったが…。(allcinemaより)


―――  感想  ―――――――
TOHOフリーパスポートをつかって普段観ないような映画に挑戦してみる。

榮倉奈々のスタイルに目を奪われながらも、醒めた頭で「締まりのない映画だなー」と思う。


仕事も恋愛もなんだかなーな主人公が、経費でハワイ出張。たっぷり飲んで、遊んで、恋愛してる様は描かれるものの、仕事は片手間でやっている感じ。なもんで、まず彼女に職業的プロ感が全然ない。おまけにハワイも魅力的に撮影されていない。あと主人公が尻軽(笑)。尻軽であることについては実際そんな人は大勢いるだろうから別にいいけど、あまりにも彼女に対して親近感がわかないのが辛い。お前さんがどの男を選んだところで、この映画は盛り上がらないのだよ(`ε´)と誰かに教えてあげたい。男といえば主人公を精神的に成長させるメンター役だと思っていた加瀬亮が、実はダメ男でびっくり。テンションも下がる。伏線の張り方が間違っている気までした。そして何よりもの欠点は主人公の幸せの着地点が結局“男”だということ。だからか知らないが、なんだか少し古い価値観の映画を観ているようだった。


それでも無料で観ている大らかな心ゆえ、笑える余裕もあり、榮倉奈々の抜群のプロポーションも楽しんでしまった次第。金持ちの人たちが余りにも薄っぺらく描かれていたことも大して気にならないのでした。


「完」