インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌 | 記憶のための映画メモ

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インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌


2013年/アメリカ/105分
監督:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
出演:オスカー・アイザック、キャリー・マリガン、ジョン・グッドマン、ギャレット・ヘドランド、ジャスティン・ティンバーレイク、他
おすすめ度(5点中) → 3.6


――― あらすじ ―――――――
1961年、ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジ。音楽に対してだけは頑固で、それ以外のことにはまるで無頓着なしがないフォーク・シンガーのルーウィン・デイヴィス。金も家もなく、知人の家を転々とするその日暮らしの日々を送っていた。そんなある日、泊めてもらった家の飼い猫が逃げ出してしまい、成り行きから猫を抱えたまま行動するハメに。おまけに、手を出した友人の彼女からは妊娠したと責められる始末。たまらず、ギターと猫を抱えてニューヨークから逃げ出すルーウィンだったが…。(allcinemaより)


―――  感想  ―――――――

基本的にコーエン兄弟は好きなんです。「ブラッド・シンプル」、「バートン・フィンク」、「ファーゴ」、「ノーカントリー」あたりは大好物だけど、「オー・ブラザー」や「バーン・アフター・リーディング」などはフツー。で、今作はというと、実はどっちつかずの印象です。とはいえ評価がすこぶる高い作品なので、こんな記事は偏屈な意見とすっ飛ばしていただいて無問題。僕はただある一点においてどーしてもダメな描写があったで、好きになれませんでした。


それは何かっていうと、猫の扱いです。この映画の主人公はフォークソングに関してはプライドをもってやっている感じですが、基本的にダメダメの人間。そこまではいいんです。でもね、あるシーンにおいて主人公は猫を置き去りにするんですね。これがNGでした。それでいて温かい眼差しを感じてしまう映画の作りに違和感を感じてしまったわけなんですね。


▲陰影が美しい映像はさすが。めちゃくちゃハイクオリティです。


▲時代の雰囲気もとても素敵です。


▲文句ばかり言いながらも実は親切なキャリー・マリガンも超キュート。「巨大なコンドームに全身包まれてしまえばいいのよ!」っていうのは名言でしたな(笑)。


▲出てくる猫ちゃんがまた可愛いのです。だからこそあのシーンが許せなかった。。。


猫映画といえばセドリック・クラピッシュ監督の「猫が行方不明」ってのが素敵です。そちらはおすすめです。