青天の霹靂 | 記憶のための映画メモ

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こんにちは!
大好きな映画も数日で忘れてしまう我が記憶力。
ユルユルの脳味噌に喝を入れるための映画ブログです。


青天の霹靂


2014年/日本/96分
監督:劇団ひとり
出演:大泉洋、劇団ひとり、柴咲コウ、風間杜夫、笹野高史、他
おすすめ度(5点中) → 3.0


――― あらすじ ―――――――
金もなく、恋人もいない売れないマジシャンの晴夫。母親には生まれてすぐに捨てられ、父親ともいまや絶縁状態で、自らの惨めな人生を恨む日々。そんなある日、行方も分からなかった父の訃報が飛び込んでくる。父は荒川の河川敷でホームレスになっていたらしい。やりきれない気持ちに苛まれた晴夫だったが、そんな彼を突然の雷が直撃する。次の瞬間、意識を取り戻した彼は、なんと40年前の浅草にタイムスリップしていた。途方に暮れ街を彷徨う晴夫は、やがて演芸ホールでマジックを披露する若き日の父とその助手を務める母と出会う。そして、ひょんなことから父とコンビを組むことになり、思いがけず人気者となっていく晴夫だったが…。(allcinemaより)


―――  感想  ―――――――
かなりコッテリした予告編を何回も観てウヘェ~って胃もたれしていたら、意外とよい評判が…。ちょうどTOHOシネマズのフリーパスポートを発行していたので、観てみましたよ。


僕なりの感想を一言で述べるなら、、、いい人ばかりの映画は物足りない、ということですかね。生きる希望を失った主人公の姿を見せられる現代パートには、それなりに嫌味な奴がいるんですが、過去にタイムスリップするとそこはもういい人だらけ。ツキすぎているとしか言いようがない。


売れないマジシャン歴20年の晴夫は、生きる希望を失っていた。ある時父の訃報をききホームレスに成り果てた父が河川敷で死んだことを知る。やりきれなくなっていたら、雷が晴夫を直撃。晴夫は1973年にタイムスリップするのである。そして彼はここで若き日の父と母に出会うのだった。


▲タイムスリップした晴夫。

▲いろいろあって、若き日の父親とマジックのコンビを組むことに。


▲母は自分を妊娠しているが、状態がよろしくなく、出産すると命に危険があるという。


未来から来た晴夫が「俺、未来のことが分かるんだ」って言うけど、その証明の仕方が分かりにくい気がしました。あと最後のオチはエッって思った人も多いはず。ラストカットの優しい台詞もちょっとクドく聞こえたり。。。


しかしながら、ラストカットのあと晴夫はどうするんでしょうね。前向きになれたんだろうけど、毎日の生活はどうしていくのやら。そんな要らぬ心配までしてしまいましたw。


でも大泉洋さんはマジシャンが凄い似合っていたなー。対して劇団ひとりはちょっとコミカルなイメージが先行してしまって、真剣な表情をしていても少し可笑しい、というのは僕の問題か。柴咲コウはひたすらいい人でいい人で、全然人間に見えなかったです。


それでも予想していたより観やすい映画で驚きました。お笑い芸人の劇団ひとりですが、次作は観てもいいかもと思えるぐらいの出来でした。