カニバル | 記憶のための映画メモ

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こんにちは!
大好きな映画も数日で忘れてしまう我が記憶力。
ユルユルの脳味噌に喝を入れるための映画ブログです。


カニバル


2013年/スペイン・ルーマニア・ロシア・フランス/117分
監督:マヌエル・マルティン・クエンカ
出演:アントニオ・デ・ラ・トレ、オリンピア・メリンテ、アルフォンサ・ロッソ、他
おすすめ度(5点中) → 2.6


――― あらすじ ―――――――
腕のいい仕立屋カルロスは、孤独を愛する几帳面で真面目な紳士。ところが、彼には美女ばかりを狙う連続殺人鬼という裏の顔があった。しかも、死体をきれいに解体して肉片を保存し、それを調理しては味わうという禁断の行為を繰り返していた。そんな中、アパートの上階に越してきた若い娘が、カルロスの静かな暮らしを引っかき回したかと思うと、いつの間にか行方をくらます。するとその妹を追って姉のニーナが現われる。妹と瓜二つながら性格はまるで正反対のニーナに、思いがけず心惹かれるカルロスだったが…。(allcinemaより)


―――  感想  ―――――――

美女を殺して人肉を食らう仕立て屋が主人公のスペイン産ホラー。ホラーというほどホラーでもない(笑)。眠気と必死にたたかいながら鑑賞しておりました。


腕のいい仕立て屋のカルロスは美女を殺して人肉をモグモグ食べる殺人鬼。冷凍庫にはカットしてラップされた人肉がたくさん並べられております。うん几帳面。


▲カルロスの殺人は意外と強引。相手を交通事故にあわせて美女を持ち帰るとかそんな感じ。途中警察もチラホラ出てきますが、彼に対してノーマークなので完全に無能だと思いました(笑)。



▲殺された美女はキレイな肉片となり料理されて彼の胃袋へ。

それにしても、人肉とワインしか食べてないんで彼の栄養が心配になりましたw。映画では夕食のシーンしかなく人肉オンリーな印象になっていて、その偏った描写がとても嫌でした。

▲普段の仕事は仕立て屋。腕は超一流っぽいです。



▲ある時、アパートの上階に美女のアレクサンドラが引っ越してくる。どうやら彼女は何かしらのトラブルを抱えている模様。カルロスに助けをもとめてきたりします。


カルロスは日常的に殺人を犯しているから、厄介ごとは遠慮したい感じ。「私トラブっているから、警察に電話してほしい」なんていうアレクサンドラは正直ウザい。やがてアレクサンドラは姿を消す。


その後、アレクサンドラを探して彼女にそっくりな姉ニーナがやってくる。押しつけがましいアレクサンドラとは違い、謙虚だし思慮深そうなニーナに、カルロスは心奪われていくのだが…。



▲カルロスとニーナ。


カルロスは殺人鬼なので彼女を愛さないようにブレーキをかけているんですが、その辛さがあんまり伝わってきませんでした。っていうか寡黙すぎて何考えてんだか!ニコラスの人間的な掘り下げも全然ないしね。


ニーナはカルロスに対する愛を認識した時に表情がとても色っぽくなるんですが、彼女の顔芸はなかなか見ごたえがありました。


しかし、いかんせん静かすぎて。静謐というと聞こえはいいですが退屈でしたな。