WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~ | 記憶のための映画メモ

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こんにちは!
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ユルユルの脳味噌に喝を入れるための映画ブログです。


WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~


2014年/日本/116分
監督:矢口史靖
出演:染谷将太、長澤まさみ、伊藤英明、優香、西田尚美、マキタスポーツ、光石研、柄本明、他
おすすめ度(5点中) → 3.8


――― あらすじ ―――――――
能天気な高校生活を送ったばかりに、気づけば大学受験には失敗し、彼女にも去られ、全てを失って卒業するハメになった平野勇気。そんな時、ふと目にしたのはパンフレットの表紙でほほえむ美女。彼女に会いたいがために、勇気は1年間の“林業研修プログラム”に参加することに。こうして向かった先は、ケータイの電波も届かぬ山奥にある神去(かむさり)村。しかし、そこに待っていたのは表紙の美女ではなく、ワイルドで凶暴な先輩・飯田ヨキとあまりにも過酷な林業の現場。たまらず逃げ出そうとする勇気だったが…。(allcinemaより)


―――  感想  ―――――――

実は矢口史靖監督作が初めて!今まで何となく敬遠していたんですが…、これは面白かったです。

過去作もちゃんと観てみようなどと、今更ながらにして考えています。

だらしのない都会っ子・平野勇気。大学受験に失敗し、彼女にもフラれた彼は、ふと目に入ったパンフレットに映る美女にひかれ、そのパンフレットの発行元である林業研修プラグラムに参加することに。

ちなみに勇気の地元として映っていたのが川崎の街だったんですが、ちょうどこの映画を観ていたのが川崎チネチッタだったので微妙に嬉しくなったりw。



▲やる気のない勇気は、林業の先輩ヨキに目をつけられてしまう。

伊藤英明のこの鬼キャラは最高でしたね。



▲そんな勇気も徐々に林業の魅力にひかれていき、さらに成長をとげていく様が気持ち良い。


▲憧れの美女・直紀を演じた長澤まさみ。ツンツンしている最初から、優しくなる後半まで、ずっと可愛い!


▲クライマックスの祭りは、とてもテンションがあがりました。


基本的にはキャラが愉快でとても楽しく観られたのですが、ちょっとだけ気になることが。


まず都会からきた勇気の元カノとその仲間たちが、あまりにも類型的に嫌な扱われ方だったこと。あそこまで失礼な人はそんなにいないと思うんだけど…。


さらに山で行方不明になった少年を探して、勇気が山へ入っていくシーン。誰かに手をとられ導かれていった先には迷子の少年がいて~の部分。山の神様的なものの描き方がちょっと浅いし、前フリともあまりリンクしていない気がしました。

くわえて、クライマックスの祭りのシーン。とんでもないことをした勇気に向かって駆けつけていく直紀。でも二人が接触する部分までは描かれない。あのシーンはもうちょっとカットを長めにとって、二人が語り合う画が観たくなるというもの。


実はこのクライマックスのように、“もうちょっと突っ込んでみせてほしんだけど”と思うシーンが何回かあったように思います。


それでも最後まで観た感想としては、清々しいなぁ~の一言。実に気持ちの良い映画でした★