ガメラ 大怪獣空中決戦 | 記憶のための映画メモ

記憶のための映画メモ

こんにちは!
大好きな映画も数日で忘れてしまう我が記憶力。
ユルユルの脳味噌に喝を入れるための映画ブログです。

記憶のための映画メモ
ガメラ 大怪獣空中決戦


1995年/日本/95分
監督:金子修介
出演:藤谷文子、中山忍、伊原剛志、小野寺昭、本田博太郎、螢雪次朗、長谷川初範、他
おすすめ度(5点中) → 3.8


――― あらすじ ―――――――
五島列島の姫神島で鳥型の生物兵器ギャオスが確認される!環境庁はギャオスの捕獲を決定、福岡ドームでの捕獲作戦が始まった。しかし、ギャオスを福岡ドームに誘導したのと時を同じくして、そこにガメラが現れるのだった!!


―――  感想  ―――――――

小さいころに観た昭和のガメラシリーズは、幼心にトラウマだった印象だけが残っています。

なんか気持ち悪かったんですよね~。というわけで(どういうわけだ?)平成ガメラシリーズ第一弾です。


プルトニウム輸送船が大きな環礁に乗り上げる。同じころ五島列島の姫神島では住民が姿を消してしまう。

嫌な予兆から始まる序盤。期待はどんどん膨らみます。


鳥類学者の真弓は、姫神島で消息を絶った恩師・平田を追いかけ、島に飛んでいた。

しかしそこで見たものは、破壊し尽された島の惨状と、巨大生物のものと思われるウンチうんちだった。


記憶のための映画メモ

▲ウンチの中から、平田教授のメガネが!心に残るカットですね。


その後の調査により、巨大鳥型生物=ギャオスがいることが分かる。

その生物は、人を食べて成長するという恐ろしい生物だったのだ。


記憶のための映画メモ

▲ギャオス飛来。このアングルとか素晴らしいですね。

ちなみに、この直前のシーンで、犬がギャオスに襲われて繋いでいた鎖がブチッて切れるシーンがあるんですけど、ギャオス怖い感が出ていて、すごいテンションあがりましたね~。


記憶のための映画メモ

▲政府はギャオスを捕獲することに決定。福岡ドームにおびき寄せる作戦を実行するのだった。


記憶のための映画メモ

▲ギャオスの危険性を訴えるも、政府の命令で捕獲作戦に協力することになる真弓。


そして、なんとか福岡ドームにギャオスを閉じ込めるものの、ここでガメラが現れ事態は一変する!


記憶のための映画メモ

▲福岡の街にガメラが! ガメラは3体いたギャオスの1体を撃破。

人間にしてみたら、巨大生物が2種類も出てきて訳が分からない状態。

逃げ惑う人々、地べたに放り出されるラーメン。

この映画はカメラも人間描写もちゃんと、人間目線なのがいいっすね。


結局、騒乱のなかで2匹のギャオスとガメラはどっかへ行ってしまう。


記憶のための映画メモ

▲ニュースでは、本物のニュースキャスターを使うことによってリアル感が出ているし。


記憶のための映画メモ

▲中吊り広告はこんな感じ。


記憶のための映画メモ

▲怪獣に感化された子供は「ガオー」と暴れる始末。


記憶のための映画メモ

▲福岡の地で起きた怪獣事件を、楽しそうに話す東京のサポーター。

「東京に来れば面白いんだけどな~」って余裕かましていますが、そのうちそれが実現してこの人はちゃんと食べられてしまいます。その落とし前(?)の付け方も、好きですね。


って感じで、怪獣騒ぎの余波を執拗とも言えるぐらいちゃんと描いているんですよね。


そのうち、木曽山中にギャオスとガメラが現れる。


記憶のための映画メモ

▲それを聞いた生徒は「俺も自衛隊に入って怪獣と勝負してえな!」と興奮。


木曽の戦いでは、ガメラがギャオス1体を撃破。残りはあと1体だ。


記憶のための映画メモ

▲ギャオスの光線から、人間のピンチを救うガメラ。


しかし、政府はギャオスよりも強大に見えるガメラをとりあえずやっつけよう作戦にでるんですね。

ガメラは撃破、ギャオスは捕獲。

観ているこっちとしては、ガメラを撃ってどうすんねん!?と怒りモードで見入ってしまいますね~。

そんな政府のせいで、砲撃をたくさんくらったガメラは傷ついて、ボロボロになってしまうんです(泣)。


記憶のための映画メモ
▲ギャオスは「トキ以上に重要な野鳥と言えるかもしれん」


記憶のための映画メモ

▲「トキは人を食いませんよ」っていう、人間側での対立もしっかり存在します。


記憶のための映画メモ 記憶のための映画メモ

▲ガメラが傷付くと、人間側の代表にして巫女さん役である草薙浅黄が血を流したりと

痛みを共有する描写も、“この戦いは他人事じゃないんだっ!”て感じが伝わってきていいな~。


記憶のための映画メモ

▲ガメラがいなくなったので、ギャオスは好き放題に暴れまわる。

先述したサッカーのサポーターの人が食われてますな(笑)。


記憶のための映画メモ

▲壊れた東京タワーに巣をつくっている様は、絶望感もあるし、ギャオスの邪神っぷりが出ていて非常に良い。


とまぁ、比較的シリアス展開なんですが、ところどころで悪ふざけな描写もありますね。

松尾貴志演ずるタクシードライバーが「怪獣見るなら映画館で見ろ」って言ったり、

これまた松尾貴志演ずるタクシードライバーが警備網を突き破ってタクシーで暴走したりする場面とか

アンタ誰だよって軽いツッコミは覚えますがね(笑)。


そしていよいよ最終決戦。ガメラが充電を終えて帰ってきた!

もうこのへんになると、へっぽこ政府のダメダメ感と、人間は頑張ってギャオスと戦ったけどどうにもできなかった力不足感のおかげで、ガメラが登場するだけで興奮しちゃいます↑。


記憶のための映画メモ

▲セガールの娘さんも祈る。

この祈りシステムですが、人間が祈るとガメラがパワーをもらうっていう「参加型」なのがイイね。


記憶のための映画メモ

▲俺も祈る。ガメラいけー!


記憶のための映画メモ
▲ゴゴゴゴゴゴ。


記憶のための映画メモ
▲ちゅどーん!


記憶のための映画メモ
▲この距離感!

ウルトラセブンの「キングジョー戦」でも興奮したんだけど、湾岸地帯での怪獣決戦ってアガルな~。


いや~燃えましたな~。

初見だったんですが、こんな面白いんだったらちゃんと劇場で観れば良かったです。