ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン | 記憶のための映画メモ

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こんにちは!
大好きな映画も数日で忘れてしまう我が記憶力。
ユルユルの脳味噌に喝を入れるための映画ブログです。

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ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン


2011年/アメリカ/125分
監督:ポール・フェイグ
出演:クリステン・ウィグ、マーヤ・ルドルフ、ローズ・バーン、メリッサ・マッカーシー、ウェンディ・マクレンドン=コーヴィ、エリー・ケンパー、クリス・オダウド、他
おすすめ度(5点中) → 3.8


――― あらすじ ―――――――
30代独身のアニーは、開業したケーキ店がつぶれた上、恋人にも捨てられ、人生最悪の日々を過ごしていた。そんな折り、大親友のリリアンが結婚することになり、アニーはブライズメイドのまとめ役を頼まれる。さっそく他の4人のブライズメイドたちを紹介されるが、いずれ劣らぬ個性派揃い。意見も合わないばかりか、互いにライバル意識をむき出しにする始末。それでもリリアンのために立派なウェディング・プランをと意気込むアニーだったが、前途には想像を絶する困難の数々が待ち受けていた。(allcinemaより)


―――  感想  ―――――――

下ネタをたくさん盛り込んだコメディ友情ドラマ。けっこう面白かったです!


30代独身のアニー。開業したケーキ屋はつぶれ、いるのはセフレだけ。

そんな時、親友のリリアンが結婚することに。アニーは花嫁介添人のオーナー(まとめ役)を頼まれるのだった。

オープニングから、アニーとセフレのセックスシーンで始まるんですけど、これが非常にコミカル!

お互いちぐはぐに動いて「私たちリズム合っていない」とか、セフレの旦那は息をフーフー吹きかけてきたりとか、なんか親近感ある演出なんですよ。ツカミとしてはバッチリやと思います。

まぁ、そんなんでよく今までセフレやってたなって思うけど、そのへんも含めてこの主役アニーは負け犬なんだな~って感じなんですよ。


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▲アニー(左)とリリアン(右)は昔からの大親友。

親友が結婚するっていうのは誰でも経験あると思うんですけど、思春期の終わりみたいな悲しいものがあるんですよね。今作のアニーもリリアンを祝いながらも寂しく思うわけです。


んで、花嫁介添人=ブライズメイズは、アニーの他に4人もいて、

これがけっこうアクの強い面子が集まってしまうわけです。

なかでもヘレンという女性は、リリアンから親友扱いされていて、

アニーからしてみたら、親友新参者であるヘレンって女は何かと気にかかる存在なんですね。

まっ簡単にいうと、「私の方がリリアンのことを分かっとるわ。負けられん!っていうか出しゃばるな!」って感じなわけです(笑)。でも、ヘレンっていう人は社交的で社会的地位もあって、いわゆる“勝ち組”なんですね。


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▲アニーとヘレン(右)。ブライズメイズ代表としてみんなに挨拶をするこの場面では、両者一歩も引かず、しまいにはお祝いのコメントではなくなってしまう(笑)。このシーン、ちょっと長かったかな。


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▲ドレス選びに訪れたお店では……。


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▲私が選んだドレスの方がいい!ってお互い意地を張りあう。

この場面では、アニーが紹介した店で食べた料理が原因で、みんなが食中毒になってしまい、

ドレス売り場ってキレイな場所で散々な状態になるんだけど、けっこう笑えますね。

ウンコネタはやっぱり楽しいんですよw。

ちなみに、アニーがお腹が痛いのをヤセ我慢している表情が最高でした。

このあたりから、アニーが痛いキャラなんだけどとってもキュートに見えてきますね。


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▲独身パーティでラスベガスへ向かった一同。

しかし、アニーが飛行機内で大暴れした結果、強制的に全員が降ろされてしまう。

ベガスへは行けずじまい。


だんだん、アニーってウザクないって空気になってくるブライズメイズ一同。

そのピリピリ感を一番気にしていたのは花嫁であり親友でもあるリリアンなんですね。


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▲そんな緊張が爆発するのがこの場面。

ベガス行き失敗後のパーティなんだけど、ここでヘレンのやることに腹が立ったアニーはついに怒りを爆発。そんなアニーに対し、今まで黙って観ていたリリアンも、「もう付き合いきれんわ!」ってアニーと仲違いしてしまうんですね~。


っていうか、アメリカって国は結婚前に何回パーティをやるんだろう?


落ち込むアニーは、物語前半でちょっと絡みのあった警官とついにベッドイン。

なかば、ヤケクソ気味でのメイクラブ(←古くさい表現だ)だったが、この警官っていうのがイイヤツでね。

その少し押しつけがましい感じのイイヤツ加減に、アニーはまた怒ってしまうっていうズブズブ感。


この映画の魅力は、登場人物それぞれの感情の動きがとても分かりやすいことですね。

そんだけありふれた状況設定ってことなんでしょうね。


ちなみに、

ポスターに「セックス・アンド・ザ・シティを抜いて~」ってあるけど、あれとは全く毛色が違います。

だって「セックス・アンド~」は社会的に成功した人たちの話なわけで、

今作では負け犬が主人公、背景が全然違うんですもん。

女がいっぱい出てくるからって、比較対象にしちゃいかんですよ。


終盤のクライマックスでは、アニーとヘレンが、ある理由から警官の気を引くために車でいろんなことをする場面があるんですけど、そこはけっこう笑わせてもらいました。リアリティあんまりないんだけど、アニーの魅力で押し切れるのがいいっすね。


ラストは予定調和なんだけど、やっぱりアニーとリリアンは親友でした!って感じは気持ち良かったです。

最後に、今作のポスターで主要キャラをそれぞれフィーチャーしたものがあるんですけど、カッコいいんで貼っておきますね。こういう感じで、キャラを一人一人撮っているのって個人的にすごい好きなんです。

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▲(左)リリアン。  (右)アニー。


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▲(左)ヘレン。可愛いです(^▽^)  (右)メーガン。コメディ担当。主人公に喝を入れる重要なキャラ。


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▲(左)リタ。ヤサグレ女。  (右)ベッカ。ディズニー大好きのメルヘン娘。