裏切りのサーカス | 記憶のための映画メモ

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こんにちは!
大好きな映画も数日で忘れてしまう我が記憶力。
ユルユルの脳味噌に喝を入れるための映画ブログです。

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裏切りのサーカス


2011年/イギリス・フランス・ドイツ/128分
監督:トーマス・アルフレッドソン
出演:ゲイリー・オールドマン、コリン・ファース、トム・ハーディ、トビー・ジョーンズ、マーク・ストロング、ジョン・ハート、他
おすすめ度(5点中) → 3.6点 


――― あらすじ ―――――――

英国のMI6とソ連のKGBが熾烈な情報戦を繰り広げていた東西冷戦時代。英国諜報部<サーカス>のリーダー、コントロールは、長年組織に潜んでいるソ連の二重スパイ“もぐら”の情報を掴むも独断で作戦を実行して失敗、責任をとってサーカスを去る。コントロールの右腕で彼とともに引退した老スパイ、スマイリー。ある日、英国政府のレイコン次官から“もぐら”を突き止めろという極秘の指令が下る。ターゲットとなるのは、コードネーム“ティンカー”、“テイラー”、“ソルジャー”、“プアマン”という4人の組織幹部。さっそく信頼を置くかつての部下ピーターらと組み、調査を開始するスマイリーだったが…。(allcinemaより)


―――  感想  ―――――――
僕、推理物が苦手なんですよ(ノ_-。)。頭が悪いだけって話もあるんですが(笑)、今回はストーリーと人物把握だけで全力を使ってしまいました。しかも今日は劇場での座席運が悪くて、両隣とも“音を出す人”だったんです。おいっ映画を観ているときに、ナイロンのシャリシャリ音を出すんじゃない!フリスクのケースを動かしてカラカラと音を出すんじゃない(`ε´)!そんなわけで、集中力が低めでした(言い訳ですけど…)。宣伝文句にもなっていますがこの映画たしかに2回以上観た方が“ちゃんと分かる”作品ですね。そういうのってちょっと苦手なんですけどね(ブツブツ)。


英国のMI6とソ連のKGBが情報戦を繰り広げていた東西冷戦時代。

英国諜報部<サーカス>に、ソ連の二重スパイ“もぐら”がいることが分かる。

すでに引退した老スパイのスマイリーは、英国政府の極秘の依頼で“もぐら”を突き止めろと指令される。

さぁ“もぐら”は誰だ!?


さすがにネタバレはさけておきますねw。


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▲この中に裏切り者がいる!


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▲人物相関図はこんな感じ。(公式HPより)


あっ、スパイってこんな感じなのかなっていうのが伝わってくるのが嬉しかったですね。

おそらく本当に孤独なんだろうと思わせるスパイ稼業。

他人を信じることもあまりできず、ちょっとした物音にもビビってしまう(調理場で肉をぶった切る音にビビっているのが面白かった)。まぁ、そこまで緊迫感のある生活をしているってワケなんですけど、個人的にはもっと生活臭が漂う食事であるとか、家族とのいざこざとかを描いてほしかったんですけどね(ブツブツ)。


どちらかというと分かりやすい描写が少なく、

すべてのシーンにおいて、推理物のヒントになっていますよ感が出まくっています。

もともと推理小説をほとんど読めない自分には、これはけっこう辛い展開でしたねw。

好みの問題から言えば、苦手な映画だと言えます。


ただ、作品のもつちょっと冷めた空気と、スパイものらしいスパイアイテムの無機質さとかが、妙に味わいがあってね、それがイイんですよ。

あと、裏切り者に対して、それまで同僚だった人たちがいろんな思いを抱えながら罪を裁くシーンとかがね、けっこうイイんですわ。スパイっていろんなものを噛み殺しているんだね~って。


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▲役者さんってスゴイなぁ~と、改めて感心してしまうほどに、今作の演技の比重は大きい。


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▲コリン・ファースは、さすがに吸引力ありましたね。



ただ苦言がありまして、コードネームで呼ばれる人たちなんですけどね、

たしか中盤ぐらいまでコードネーム出てこないんですよね。

それまでの通常の名前で読んでいたのに、コードネームが後から出てくるから、何か紛らわしかったですね。


今作の監督トーマス・アルフレッドソンは、音楽の使い方に「ぼくのエリ 200歳の少女 」と同様のものを感じましたね。なんか音楽のばらまき方が似ているんですよね~。


ざっくり言って今作の雰囲気は好きなので、再鑑賞するほどに好きになる映画な気もします(一応擁護してみる)。

まぁそれはDVDでのお楽しみということで。。。


いつにもましてグダグダな感想文でスミマセンでした。

ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます(‐^▽^‐)。