モンスター | 記憶のための映画メモ

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こんにちは!
大好きな映画も数日で忘れてしまう我が記憶力。
ユルユルの脳味噌に喝を入れるための映画ブログです。

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モンスター


2003年/アメリカ・ドイツ/109分
監督:パティ・ジェンキンス
出演:シャーリーズ・セロン、クリスティナ・リッチ、ブルース・ダーン、他


おすすめ度(5点中) → 3.2



――― あらすじ ―――――――
1986年、フロリダ。

自殺しようと覚悟していた娼婦のアイリーン・ウォーノスは
有り金の5ドルを使いきるために入ったバーで
セルビーという女性と知り合う。


セルビーは同性愛者で
アイリーンと同じく社会からの疎外を感じていた。


自分をありのままを受け入れてくれるセルビーに
アイリーンは一緒に暮らそうと提案する。


しかし、そのためにお金が必要になった
アイリーンは再び娼婦として路上に立つのだが……。



―――  感想  ―――――――
激太りのシャーリーズ・セロンと、
いつもよりポッチャリ気味のクリスティーナ・リッチ。
野卑な男たちと、ダサいファッションのオンパレードで
まぁ~観ていて気持ちよくない(笑)。


8歳からレイプされ続けてきたという主人公アイリーンが
セルビーとの生活に夢見た希望は、
それを守るために犯し続けた殺人のせいで、結局は崩壊。


そうまでしてのアイリーンとセルビーの同性愛は
そこまで真に迫ってなくて、これがまた物足りない。


周りから理解されにくい人間同士がくっつくのは分かるんですが、
周りの状況ってのが何となくステレオタイプすぎて
ちょっとなーって気もしてしまいました。


それよりも、アイリーンを路上で拾っていく
男たちの屈折ぷりが楽しかったです。


この映画、実話がベースで

実在のアイリーンが処刑された翌年に公開されたらしいんですけど、

僕はあらためて商業主義って怖いなと思うわけです。