エイリアン3
1992年/アメリカ/115分
監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:シガーニー・ウィーヴァー、チャールズ・ダンス、チャールズ・S・ダットン、ランス・ヘンリクセン、他
おすすめ度(5点中) → 3.0点
――― あらすじ ―――――――
アチェロンから脱出した救命艇に乗っていたリプリーは
突然起こった事故により
男性のみの監獄星フィオリーナ161へ不時着する。
事故の原因を究明しようとするリプリー。
実は救命艇内部にエイリアンが潜んでおり
囚人の飼い犬に寄生していたのだった!
――― 感想 ―――――――
シリーズの中では、一番好きじゃない。
前作までの冴えたリプリーはもういないし
CG全開のエイリアンも苦手です。
何よりも面白くないのは、
エイリアンそこにいるのか~!?みたいなドキドキ感が全然ないこと。
さらに文句をいうなら、舞台がまた分かりづらい。
エイリアンとの鬼ごっこが繰り広げられる後半も
ひたすら同じようなとこばっか走り回って、マンネリすることこの上ない。
それでもこの映画は
画作りがとても独特で、ハッとするような美しい場面が何か所もある。
舞台となる監獄星フィオリーナ161の造形もかなり良い。
何気に音楽もすごいかっこいいんですよね。
内に内に入るような瞑想的な音楽。
デヴィッド・フィンチャーは哲学的なものを前面に押し出した
観念的な映画を撮ろうとしていたように感じます。
結果として、どっちつかずにはなっているけど
そういう作家の心意気が感じられる映画はやっぱりいいものです。
そう思うと、この映画も一興なんですよね~。