うんこを我慢している犬 | 4コマ漫画「アメリカは今日もアレだった」

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アメリカ暮らし漫画と昔の日本での愛犬物語です。皇室問題も。

 

 で、ピピはそのあとしばらくの間、とても静かでした。
・・眠っているのでしょうか?
だとすると、わたしはピピが少しでも車に酔わないように窓を開け、風を入れていますから、寒いかもしれません。

 

空気は入れる、でもピピは寒くないように。
そう考えたわたしは、後ろの座席のピピに「ふとん」をかけようとしました。

助手席にある、ピピの緑の縞模様バスタオルのはじっこを左手でつかみ、その左腕だけを後ろへ伸ばします。
運転しているわたしの体は前をむいたまま、タオルを後ろへ投げかけるのです。
しゅいっ!
しゅいっ!!

 

だめです・・・・・・・ 

腕をうごかせる範囲がせますぎて、タオルはピピに届きません。


しゅいいっ!!
しゅいいいっ!!
いっしょうけんめい腕を伸ばし、下手くそにタオルを振るわたしに
(なにやってるんだろう。こまったヒトだな・・)
そんな、ピピの怪訝(けげん)な顔がルームミラーに映り、しばらくしてピピは
ぴょん
と飛んで、助手席に移ってきました。やれやれ・・

 

 

 車はやがて、海岸に沿って走ります。
そのカーブを曲がる時、ピピが、小さなゲップをしました。
「げふ・・」
 ん? んん? 

そのゲップが、臭いのです。

それは、「おなら」というか、はっきり言って「うんこ」の臭いがするのです。
「ピピ? うんこがまんしてるの?」

ピピは何も言わず、すました顔で座っています。


でもわたしは、ただちにピピのための休憩所を探しました。
だって、ピピが助手席で、うんこの前のくるくるダンスを始めたら、もう「手遅れ」なのです。