待つって今を生きること | ボールルームの魔法♡社交ダンスオタクの気ままおしゃべり

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社交ダンスについて興味のままにあれこれ書いてます

アメリカンスタイルを中心に
競技、選手やドレス
レッスン、身体のケアなど
気の向くままのおしゃべりです。

リードが待てない

フォローが待てない

 

 

こういうとき

今この瞬間を

味わえていない

ってことかなと思います。

 

 

待てないのは

リードにしろ

フォローにしろ

次のことで頭がいっぱいだから

ではないかと。

 

 

たとえばフォローをしているとき

待てないのは

遅れたらいけない

という未来への不安があったり。

 

 

リードであれば

次になにをするかを追いかけ

早く次の合図を出さないといけない

と思うから

フォローの体重移動なんかを

待つことなく次を繰り出してしまう。

 

 

でも本当はペアダンスって

片方が出した提案に

もう片方がのって反応を返す。

 

 

その反応の結果

生まれる心地よいムーブメントを

味わいながら

自然と次の動きが生まれる。

 

 

今の二人の間で創造される

ものを味わうことが

醍醐味なんだと思います。

 

 

でも先のことが心配だと

自分の身体に湧き上がる

コミュニケーションにまったく

意識を向けず

 

 

目の前の相手よりも

先のこと

失敗しないこと

完璧にすることに

気を取られてしまう。

 

 

今を味わっていない。

イマココにいない。

 

 

リードを読み間違えても

自分がキャッチしたものに

反応を返せば

それをリードがまたフォローして

動きがつながり

その間違えから始まった動きは

自然と笑顔になるような

心地よさすら生み出します。

 

 

キャッチボールは

相手が投げる前に

勝手にどこに飛んでくるかを

決めてそこで構えても

ボールはそこに飛んでくるとは限りません。

 

 

相手が投げるのを待ち

ボールの軌跡を観察して

キャッチできる場所に移動し

かまえてとることで

キャッチボールは成立します。

 

 

ペアダンスもきっと同じ。

 

 

相手がまだ

ボールを投げていないのに

勝手にどこへ投げるかを

決めてしまって

先に動けば

ボールは手元に飛んできません。

 

 

キャッチする快感を

味わうことができない。

 

 

リードをするときも

フォローをするときも

もっともっと

相手とのやり取りを

もっと楽しみたい。

 

 

今を味わう。

 

 

ダンスってこれを

身体も頭も心も

同時にできる

ほんとうに素敵なもの。