床を踏む・押すの表現はキケンでは?! | ボールルームの魔法♡社交ダンスオタクの気ままおしゃべり

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社交ダンスについて興味のままにあれこれ書いてます

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レッスン、身体のケアなど
気の向くままのおしゃべりです。

股関節を痛めて
本格的なレッスンをお休みして
7か月がたちました。

 

 

レッスンの契約数がなくなったとき

この先が以前のように回復し

思うように踊れるように

なる望みがないなら

 

 

わたしにとっての

喜び、踊る意味がなくなる。

 

 

だから

継続するかどうか悩みました。

 

 

思い切り踊れない

成長のためのレッスンができない

 

 

私にとっては

これはダンスの教室に

通う意味がないということなので。

 

 

けれどふと

考え方が切り替わったのです。

 

 

なおったら踊れる。

なおらなかったらやめる。

 

 

なおらないかもしれない。

なおってもまた

ぶり返すかもしれない。

 

 

意識がずっとこちらを向いていたのが

股関節が痛くても

踊れる踊り方があるはず!

に変わったのです。

 

 

ずーっと昔に

とても声量のある

女性の歌手の方が

声が出なくなった時のことを

話していました。

 

 

その方は一度

喉をつぶして歌を

歌えなくなったそう。

 

 

でもその後

喉に負担をかけない

お腹を使った

うたい方を編み出し

前よりもっと声が出るし

音域も広がったそうです。

 

 

その歌い方にしてから

その方はブレークしました。

 

 

歌手生命を絶たれるほどの

故障を経て

1ステージも2ステージも

あがったということ。

 

 

私の股関節も

この方の喉と同じに

できるかもしれない。

 

 

プロじゃないけどさ。。。

 

 

そこで股関節に負担をかけない

踊り方を教えて!

と担任の先生に要望して

新たな挑戦がスタートしました。


ソロのルーティンを踊りこむのでもなく

新しいフィガーを覚えるのでもない。

 

 

でも、上手くなるためには

いつか腰をすえて

やっておくべきこと

 

 

これができているかいないかで

ダンスの質が大きく変わること。

 

 

これしかできないから

これをじっくりできる。

 

 

そう考えを切り替えました。

 

 

そして最初のレッスン。

 

 

するといきなりの

今までなんだったの?!

の内容。

 

 

股関節ぐりぐりするので

痛めてからは避けていた

ルンバをあえてとりあげ

 

 

ウォークや

セカンドステップ。

フィフス。

 

 

最初は踏むだけでいたいから

恐るおそる。。。

 

 

ルンバっていかに

床を踏んでいるか

 

 

足で押しているか

 

 

それが重要と思っていた。

 

 

でも、今回ならったのは

踏んでる感がない踊り方。

 

 

なのに、はたからは

めちゃ踏んでいるように見えるという。

 

 

ルンバでは

頭の高さの上下変化は

NGだと思っていた。

 

 

踏み込んで生まれる

上への動きを

ボディで吸収して

上下を出さないように

 

 

それもやっぱり

上に出るエネルギーを

抑えつけるから

股関節に来る。

 

 

でも、今回は

足置いたら上へストレッチ。

それによって

フットの重心のポイントから

肩甲骨までが

一本に串刺しされる。

 

 

その串を中心に
重心のある側の

肩甲骨を前へかぶせるように

回してくる。

 

 

胸郭から下はうごかない。

 

 

胸郭の下で

たまったひねりを解放すると

串を中心に

下は自動的に次の場所へ。

あとはただ置くだけ。

 

 

なにこれ?!

股関節への負荷が

いままでの1/3?
いや1/4ぐらいしかない

 

 

 

しかも先生から

今までずっと見てきた中で

一番のモーションと

絶賛!!!

 

 

これはここまで

キューバンモーションを

ずっとやって

動きを理解したからできるんだ

と言われた。

 

 

あと高さが上下していいの?

って聞いたら

引きあがっていない状態で

上下するのはNG.

 

 

でも引きあがっているなら

自然と多少の上下は起こる。

 

 

床をふむとか押すとかいうから

これまでは

上からずしりと踏み込んで

その状態でぐりぐり

回してた。

 

 

言うたら

粉ひきみたいなじょうたい。

 

 

当然ながら

骨と骨の間のすきまは

押しつぶされる。

 

 

押すとか踏むとか

表現を

まともに受け取ってやるの

キケンじゃない?!

 

 

そしてこの

ストレッチして

肩甲骨から前へ、は

スムース(スタンダード)にも通じる!

 

 

ストレッチのかわりに

ライズのあるワルツが分かりやすい

ということでワルツで。

 

 

腰を回すモーションは

スムースにはないけど。

 

 

たとえばただのボックス。

2のライズのとき。

 

 

左へストレッチして

大きく踊ろうとするあまり

 

 

ともすると

左足と左肩甲骨を通っている

軸を折ったり、

ナナメに倒したりして

フレームの外へこぼれる形で

ライズしてしまう。

 

 

そうではなく

2のために横に出した足に

乗りに行くときから

もう肩甲骨は前へ

かぶせていく。

 

 

すると足をついて

乗る瞬間も

相手との位置がずれることがないし

どこまでどの方向へ行こうとしているのか

考えなくても

自動的にぴったりのフォローになる。

 

 

言葉で読んでも?だらけでしょうが

これ習得したら

私はかならずステージアップする。

 

 

「生徒っぽいダンス」から

抜け出せると思う。

 

 

これは、次のデモとか

次のメダルテストとか

次の試合とか

 

 

その目標をめざしているときは

なかなかじっくり

やっていられないこと。

 

 

この時期をくれた

故障に感謝だわ。