先生たちの
レッスンでの指摘は
必ずしも万人にとっての
正解とは限らない。
先日ルンバのレッスンのこと。
カットオフスパイラルという
アメリカンルンバのステップに
スパイラルターンが
2回でてくる。
深いスパイラルターンでは
どうしても振り返ったあと
バランスが悪く
モーションをやりきれていないため
前進で足を出さなければいけないのに
後退になってしまう。
たまたま、その日は
オーナー先生が
スタジオにいたので
担任の先生がアドバイスをお願いした。
そうしたらオーナー先生、
右手のコネクションを
人差し指一本でやれと。
つまりETのト・モ・ダ・チ状態。
右手のコネクションで
フォローするのではなく
先生のボディをフォローして
自分のボディを動かせと。
手の力は0.000001%
ボディは99.999999％
そして足のことは忘れろ。
もちろんスタンダードじゃないから
ボディはコンタクトしていない。
やってみたら
右手のテンションのせいで
スムースやスタンダードの
フレームのような状態になり
それに振られていたことが判明。
手の力を限りなくゼロにして
ダランと手首も肘も
もちろん肩も脇も力を抜いて
方向転換すると
まっすぐ立ったまま
ターンできるので
ターンしても
バランスが崩れない。
ようは、自分の手が
身体より外に
張り出してしまっていたため
スウェイをかけたようになり
バランスを崩していたのだ。
そこでそこから、
ルンバの他のステップや
さらにはチャチャでも
この手のコネクションの
力を限りなくゼロで踊る練習。
コネクトはしているから
リードはわかる。
でもコネクションの圧や
テンションを
使うことはできない。
圧をつかって身体のひねりを
作っていたようなところも
自力でしないといけない。
ビヨーンと二人が伸びるところも
ネガティブコネクションの
引力はつかえないから
ビヨーンとしているかのように
身体で動かないといけない。
それで踊ってみると
すごく楽だった。
ふりまわされないから
変な力を使わないから
楽なのかと思ったら。
コネクションや
先生の力で踊らせて
もらっていたところが
自分の力だけで
踊るようになったため
動きが自分のサイズに
小さくなったかららしい。
ヒップモーションも
コネクションを使えば
先生がもっともっとと
いくぶん
こちらもひねり続けるけれど
それができない。
オーナー先生いわく
ブロンズレベルは足で
フォローすることを覚える。
シルバーは手足を使わず
ボディでフォローすることを
覚えるんだよって。
だからこれは
ブロンズの人が
そうなんだっと思ってしまうと
まったく逆効果なアドバイス。
さらに、担任が
いまはいったんこの
手のコネクションの力を
かぎりなくゼロでしている。
でも
ボディが動けるようになったら
再び手のコネクションを
使うことになります
っていってた。
ダンス友達と
レッスンで教わった
あれやこれや気づいたことや
分からないことなんかを
シェアしあって
言われていることが違ったり
言われていなかったり
するけれど
レベル差、個人差で
当たり前だけれど
言われることは違う。
だから他所で聞いたことや
トッププロが
絶対な事実であるかのように
言うことも
いまの自分には当てはまらない。
それはプロのレベルまで
行ったときに
他のさまざまなことが
できるようになった結果
絶対なことになっている。
途中の私には
ときにその真反対なことを
やることが
必要な段階がある。
ETコネクションは
自分の動きの限界に
自分でもっていかないといけない。
つまり
一人で踊っても
いまの私が先生と
二人で踊っているのと
同じように動けるように
なるためのフェーズ。
それができて再び
通常コネクションになったら
ちゃんと自分軸で踊れて
しかも自力でフルに踊れる
二人のダンスになったら
すごくない？
別世界が待ってる？
はるか遠そうだけど？！！！