完璧主義だとよく言われる。
考えすぎっていうのも
セットで。
ダンスでも
考えるな
感じろって。
ブルー・スリーかよ。
むかしは完璧主義は
自分を苦しくさせるから
よくないんだって思ってた。
心の勉強すると
完璧主義を捨てろ
ってよく言われる。
今は自分のこと
まるっとオッケーに
しているので
完璧主義ですけどなにか？
って思う。
完璧主義だから
できるようになったこと
わかるようになったこと
見えることがある。
ただし
完璧が存在するものについては。
完璧が存在しないものについては
ちょっとやっかい。
完璧がないのに
完璧を追うと
ずっと満足できないから
どこかでしんどくなる。
それも長年つきあって
わかってきたから
できない自分を
責めそうになったら
おっとまたやっちまってるぜ
完璧ちゃん
と気づく。
とくにダンス。
ダンスに完璧はない。
あったらむしろつまらない。
完璧に踊れることもない。
どーせ完璧には踊れない。
そう諦めたら
本番前にあがることはなくなったな。
完璧を求めるって
終わりを見てるってこと。
踊っている最中も
完璧に終えることに
意識がむいているとしたら
今この瞬間は
スカスカってことだ。
とにかく
今この瞬間に集中する。
相手の呼吸を感じ
床を感じ
スポットライトを感じ
自分のコアを感じ
音楽を感じる。
一息一息を
感じつくす。
ゆらぎもあるし
想定外もある。
それなら
それも感じる。
そんなダンスは
外から見ると
詩のようだ。
見ていると
ダンサーの呼吸に
引きこまれる。
そんなダンスを願わくば
なるべくたくさん
踊りたい