アームスタイリング | ボールルームの魔法♡社交ダンスオタクの気ままおしゃべり

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社交ダンスについて興味のままにあれこれ書いてます

アメリカンスタイルを中心に
競技、選手やドレス
レッスン、身体のケアなど
気の向くままのおしゃべりです。

この前ホームのスタジオで

とある生徒さんに話しかけられた。

 

 

アームスタイリングが苦手

というかやるのが

嫌でしかたがないんだって。

 

 

アームスタイリングとか

組まないで一人で踊る振り付け

嫌だ~~って

昔はまったくもって

そうだったなあって思いだした。

 

 

デモの振付けで

先生と離れる時間が長いと

せんせー、早く組んで

ずっと組んでて

って思ってた。

 

 

いつのまにか

アームスタイリングも

組まずに一人で踊るのも

平気になってるなあ。

 

 

フリーアームに関しては

スタイリングというよりは

身体の動きの延長に腕がある

っていうことを

意識するようになって

あまり考えなくなったかな。

 

 

高さを出したいなら上に出すし

大きさを出したいなら横に出す。

 

 

で上に出すときに

腕をあげるっていうよりは

上の空間に伸びたいから

床から全部が上に向かう。

 

 

背中が上にむかい

あばらが押し上げられ

肩甲骨も上へあがり

その延長で手も上へのびる。

 

 

手を伸ばすことで

もっともっと背中ものびる。

 

 

のばそうとしている

途中で移動が来たり

次のステップに移行した場合

肘が曲がっていたり

手先まではのびず

終わることもある。

 

 

でも背中から手がつながっていれば

肘や手先が途中でも

おかしくないんだ

って先生に教えてもらった。

 

 

とってつけた動きが

個人的にすごく嫌いで

なぜその方向でその傾きで

そのタイミング、その速さで

アームを動かすのかが

身体とつながっていないと

やってるだけでなく

見てても気持ち悪い。

 

 

あとアームは

身体の動きの助けとして

使うことで結果的に

スタイリングっぽく

なることもあるなあ。

 

 

上に向かう竜巻のように

ターンするときは

伸ばした手が

それを助けてくれる。

 

 

高速でくるくる回るときは

回転方向と逆のカウンター方向に

ストレッチすることで

安定させてくれる。

 

 

あとはキレを出すか

柔らかさをだすかも

アームが助けになる。

 

 

振り付けのようであっても

すべての動きに意味がある

ってことを確信したのは

アームではないんだけれど、

スムースのワルツで相手の胸に

しなだれるような振り付けを

デモのために練習したとき。

 

 

どのぐらい近くまで

飛び込んだらいいのか、

身体のどの場所から

預けていったらいいのか、

どこにステップしたら

しなだれたように見えるのか

わからなすぎて質問した。

 

 

先生のこたえは

これはしなだれるのを見せるのが

目的の振り付けではなく

男性のボディを利用して

壁のように押すことで

離れていくときのパワーにする

振り付けですと。

 

 

だから

私が一番パワーを

もらいやすい形でタッチできる

ように近づき

ぐいっと押すのを狙えば

自然な距離、タイミングになるし

外から見ると

自然なしなだれになると。



こういう答えが返ってくるのが

担任の先生らしい。


 

 

ラブな表現として

しなだれてるわけじゃないっていう

裏事情はちょっと

残念な気もするけれど泣き笑い

 

 

そうわかってからは

跳び箱の踏切りを

図るような感覚で

思いっきり近づき

思いっきりカベとして

押すことを目指せばよくなったので

やりやすくなった。

 

 

あれが女性らしく

ラブな感じでしなだれて

って言われてたら

たぶんできなかった。

 

 

アームスタイリングも

他のスタイリングも

それ単体でやろうとすると

とってつけた

お人形の動きみたいになる。

 

 

動きの起点から

つながっているアームは

はたで見ている私の背中にまで

つながっているように感じて

気持ちいいのだ。