先生のタイプ | ボールルームの魔法♡社交ダンスオタクの気ままおしゃべり

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社交ダンスについて興味のままにあれこれ書いてます

アメリカンスタイルを中心に
競技、選手やドレス
レッスン、身体のケアなど
気の向くままのおしゃべりです。

おとといの記事で

スパルタ先生のことを

書いて思い出した。

 

 

複数の先生に習うとき

相手の視点をしっておくって

大切だなあってことを。

 

 

ダンスを始めたばかりの頃

私の担当は

メインが現担任

サブがスパルタ先生だった。

 

 

メイン、サブとは

なっていたけれど

レッスン数は同じ。

 

 

この2人がホントに

真逆なタイプで。

 

 

担任は背が高い(180超)

穏やか、おおらかな性格

ダンスフロアからおりたらコミュニケーション下手

個より集団を重んじる武士

ゆったりとして柔らかくて相手を尊重するダンス

 

 

スパルタ先生は

小柄(170あるかないか)

俺様で自信家

ひとなつっこい

人の心に敏感で気が回りすぎるほどマメ

華麗でパワフルで自分の信念を追求するダンス

 

 

共通点はどちらも

生徒思いで

教えるのが上手で

めざすダンスにむけて手を抜かない

ってところかな。

 

 

だから先生としては

どちらも

すごく信頼できる。

 

 

生徒として一番

影響があった違いが

 

 

担任先生は起点から説明し教えるタイプ

スパルタ先生は結果から説明し教えるタイプ

だったこと。

 

 

だから習いはじめたばかりの頃は

ときには二人が真反対のことを

言っているように聞こえることもあり

混乱することがよくあった。

 

 

例としては

ラテンの足の一歩の踏み方。

 

 

スパルタ先生はとにかく

足先をポイントしろ

ってうるさかった。

 

 

足を床におろすとき

足の指先までのばして

ぜったいポイントで!って。

 

 

いっぽう担任は

踏み出すための足はまず

膝をあげてという。

 

 

まずは足首を曲がらないで

地面につけるぐらいまで

膝をあげましょうって。

 

 

同じ一歩でも

スパルタ先生はおろすとき

担任は上げるときから

説明が始まる。

 

 

スパルタ先生は

ポイントしようとすれば

その分の高さが必要になるから

膝は自然にあがるでしょ、

というし

 

 

担任は

膝があがればつま先も

のばしやすいでしょって。

 

 

二人は同じことを目指して

同じことを身につけさせようとしてた。

 

 

でも起点と帰着点が

こんな風に近い話なら

まだいいけれど

 

 

たとえばキューバンモーションみたいに

永遠の課題として奥深く

そもそもどこが起点か帰着点か

メビウスの輪的なテーマだと

 

 

右も左もわからない

初心者は混乱の極み。

 

 

ルンバの一歩で

何ヶ月も沼にはまったことも。

 

 

二人が両極なんだって

理解できるようになってからは

むしろ二人に習えることが

ありがたかったけれど

 

 

残念ながら

スパルタ先生は教室を去られ

二人の教えが両輪となっていた

私の基礎力アップ体制が崩れた。

 

 

まあ、去るときは

大泣きしたけれど

わたしは担任と二人体制を選んだ。

 

 

去ったのが担任だったら

一緒にスタジオを離れたかもしれない。

 

 

担任と一対一のパートナーシップで
二人のダンスを作りたいって

自分の気持ちがわかったから

喪失感はありつつも残った。

 

 

あれから4年かな?

担任とのダンスを

もっと高めるために

 

 

 

今ふたたび

担任以外の先生のレッスンを

外のスタジオ

しかもインターのスタジオで

受けることになったのが面白い。

 

 

同じことをし続けていては

成長は停滞する。

そういうものなんだから

成長したければ

変えていかないといけない。

 

 

変えるタイミングは

自然と否応なくやって来るから

そのときに変わらないことに執着せず

自分の直感にしたがって

できることをする。

 

 

そうしたら

いつの間にか

ベストな方に進んでいる。

 

 

これまでそうだったから

きっとこれからも。