リズムとラテン | ボールルームの魔法♡社交ダンスオタクの気ままおしゃべり

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社交ダンスについて興味のままにあれこれ書いてます

アメリカンスタイルを中心に
競技、選手やドレス
レッスン、身体のケアなど
気の向くままのおしゃべりです。

昨日、スムースの話を

書いたので

今日はリズムらしさについて

私なりの素人考察です。

 

 

リズムを習いだして

3~4年ぐらいしたころ

先生にインターのラテンを

ちょっと習ってみては?

と言われたことがあります。

 

 

うちの教室には

インターから転向された先生も

いらっしゃるし

私の担任も

学連出身なので

もとはインターです。

 

 

というわけで

インター畑から

うちの教室で転向した

来たばかりの先生に

インターナショナルルンバを

ワンレッスンだけ習いました。

 

 

インターとアメリカンの

大きな違いは

一歩の出し方だよと。

 

 

アメリカンは足をつくとき

膝を必ず曲げてつく。

 

 

つま先から床におろすのは同じだけれど

ぺたっとヒールまでついたとき

膝はまだ曲がっているのです。

 

 

ついたあとウェイトがのりながら

引き上げと同時に膝がのび

床からのエネルギーが頭から

抜けるところまで通ったら

ヒップモーションしてセトル。

 

 

セトルしたからといって

モーションが止まらず

次の一歩のリードが来るまでは

ずっとヒップは後ろに回り続ける。

 

 

こうした動き全体が

リズムの見せ場です。

 

 

ぐりぐりした動きを

見せつける感じ。

 

 

インターナショナルルンバでは

床に足をついたときは

すでに膝はまっすぐ。

 

 

ラテンは動きというより

ラインを見せるからって先生。

 

 

インターのチャチャが

キレキレで

かっこいいのは

だからかなと思います。

 

 

ラテンも

点と点のキメポイントを

モーションがつないでいっていて

決して切れ切れではないのは

同じだけれど

 

 

どちらかといえば

途中経過を見せるというよりは

そのキメのときの

ラインの美しさを見せてる。

 

 

すっと出した瞬間の脚とか。

だからターンの速度も早い。

 

 

美しいシーンからシーンへの

間を気づかせないように

踊るのがラテンかなと思ってます。

 

 

だからか

アメリカンのチャチャは

もっとゆっくりに見えるし

なんというか

肉感的、泥臭い。

 

 

私にはそんなイメージです。

 

 

マンボに「チャチャ」という

シャッセが入ったのが

もろ見えるなあって思う。

 

 

リズムのルンバはインターのルンバより

早い曲で踊ります。

なので、ロマンティックというよりは

楽しげな感じ。

 

 

ロマンティックなのは

なんといってもボレロ。

ゆっくりな曲で

モーションとコネクションを味わう

アメリカンならではの美しさ。

 

 

 

 

 

ジャイブのゆっくり版の

スイングはその名のとおり

まさにスイング。

 

 

膝の柔らかさと

ヒップモーションで

お尻で「にこちゃんマーク」の

口のような形を描きながら

左右と前後、上下の

3Dのスイングを作りながら踊ります。

 

 

 

 

↑はリズムの絶対王者

アンドレ&ナタリーのスイングのショーダンス。

 

 

 

アメリカンスタイルって

スムースもリズムも

そのペアの色の違いが

わかりやすく現れると思います。

 

 

スタンダードの踊り方の

ペアによる違いって

私には実はよく

区別がつかないのです。

 


フレームが広いとか

フットワークが正確とか

男性の背中のしなりとか

音楽性とか

 

 

そういうのは見て感じるけれど

それってどちらかというと技術的なことで

ダンスの個性としては

私にはかんじにくい。

 

 

アルナスよりヴィクターがすきだけれど

なぜ、どこが好きなのか

自分でよくわからない。

 

 

スタンダードダンスは

ずっと組んでいるダンスだから

とびぬけて個性的に踊ることは

むずかしいジャンルなんだと思います。

 

 

ラテンもトップになればなるほど

美しいなあと思うポイントは一緒で

もしも顔がなくて

衣装が同じだったら

私にはひょっとすると

イナとユリアとマリーナの

区別がつかないかも。

 

 

 

個性が見えやすいからいいとか

わるいとかじゃなく

好みの問題。

 

 

ちなみに担任の先生は

華やかに見せるダンスより

制約の中でいかに最大に踊るか

っていう職人的な

ダンスが好きらしいです。

 

 

わたしもそっちが好き。

インターの研ぎ澄まされた

精緻さをもとめつつ

個性を発揮していく。

 

 

そんな風に

踊れたらいいなあ。