ボレロのグループレッスン。
ボレロは初級では
教えてもらえないので、
飽き飽きするほど
このフィガーをやりつくしている
という生徒はいない。
難易度も高いので
リードもフォローも
生徒はみんな必死。
自分のことをやるのでいっぱいなので
相手をカバーしながら
自分のダンスを踊るっていう
余裕はない。
その両方の必死さと
真剣さがとても楽しい。
ボレロはワルツとルンバの
融合と言われたりする。
インターナショナルのルンバで
使う曲でSQQでふみ
3カウント目でライズが入る。
この2人のボレロ
バネがあって好き↓
ライズがあるのと
ホールドが張っていて
スタンダードっぽいので
ワルツのような要素もあるっちゃあるが。
けれど、やっぱりこれは
アメリカンリズムの種目。
むしろリズムならではの種目と言える。
ライズやワルツのような
ホールドキープのまま
キューバンモーションする。
ワルツのときは
ホールドの中の距離は近いけれど
上体が外へストレッチしているから
窮屈観はない。
でも、あのホールド状態で
ロワー&ライズして
しかもキューバンモーション。
下手するとめちゃ密着状態。
ローテーションが入ることで
ストレッチができ
スペースが生まれる、
んだと思う。
ロワーしたときが踏み込みになり、
ライズするまでの間にモーションして
引上げのときにライズ。
ライズが入るので
床を踏みながらの
モーションのときと勝手がちがって
頭の理解と身体の動きがバラバラになる。
それと
ホールドの感覚や
ローテーションの大きさ
ロワーの粘りぐあいなど
他のスムースのダンスや
ラテン系のダンスのどれよりも
個人差が大きく出やすい!
生徒のリーダーどころか
どの先生と組んでも
それぞれがずいぶん違うので
フォローのフォーカス部分も
相手によって調整しないと
自分も自分のバランスで踊れない。
ボレロは奥深い。
そしてかなりしんどい。
だからこそ、美しい。