混んだフロアで思ったこと | ボールルームの魔法♡社交ダンスオタクの気ままおしゃべり

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社交ダンスについて興味のままにあれこれ書いてます

アメリカンスタイルを中心に
競技、選手やドレス
レッスン、身体のケアなど
気の向くままのおしゃべりです。

リードを学んでいると

どんなフォローが踊りにくいかがわかるので

自分のフォローが心配になる。

 

 

リードの選択肢を

私の回転不足

角度やステップの決めつけ

立ち位置

ホールドのつっぱり

などでせばめていないか。

 

 

また一方、リードは自信をもって

少なくとも顔と態度だけは

そう見えるように

と思うものの

 

 

女子が動きやすいように

こちらの意図をキャッチしやすいように

そして痛くないように(これ大事!)

リードできているか

これまた心配になる。

 

 

でもだから

フォローのときはリードの私を

リードのときはフォローの私を

思いやる気持ちで踊れる気がする。

 

 

両方の不安や心配

意識していることがわかるから。

 

 

先生とのレッスンで

たとえばリードで自分の
上体を直されたとして

それによって組んでいる女子に

どう影響するかが立体的に理解できる。

 

 

そしてそれがフォローになったとき

そのリードの上体の変化が

あると知っているので

キャッチすることができる。

リードを感知するアンテナが増える。

 

 

不安も多いけれど

相互効果はそれに代えがたいほど

やっぱり大きい。

 

 

他に、リードやって

フォローでよかったなと思うこと。

 

 

混みっこみのパーティーで

フォローで踊っているとき

前は人によくぶつかったし

踏んだり踏まれたりあったけれど

それがすごく減った。

 

 

リードがどの方向に行こうと

狙っているかが分かるので

前もってその場所に人がいるか

あるいは入ってきそうな

カップルがいるかチェックし

自分の身を自分で守れる。

 

 

フォローしかしていないときは

リードが意図している方向や

勢いを理解していなかったので

このステップはこのぐらいの勢い

この手の位置

この方向

って決めつけた踊り方で踊っていた。

 

 

しかも、とある先生に

「暴れん坊」と言われたほどの

勢い任せのダンスだったので

よーけぶつかりましたわ。

 

 

さらにたち悪いことに

それをリードたちのせい

って思っていたアセアセ

 

 

アメリカンリズムはもちろん

アメリカンスムースは離れて踊るので

放りだされることが多い。

狭い場所で自分勝手に調子にのって踊ると

周りの迷惑になる。

 

 

ハッスルやサルサも
前後にステップする

縦のダンスなので

背中合わせにいる

カップルとぶつかりやすい。

 

 

リードは次はどのステップかを

合図しているだけでない。

 

 

どのぐらいの勢い、歩幅

回転速度、方向

エネルギーを向ける方向

フロア内での位置、進み方

それを実現させつつ

フォローが美しく踊れるように

繊細にリードしている。

 

 

だからこそ

 

 

初心者段階をぬけたフォローは

フォローだけしてりゃ

いいってもんじゃない。

 

 

せめて自分の身を守るぐらいは

自分でやることで

リードに余計なエネルギーを使わせず

繊細なリードをできるだけ豊かに

フォローで表現できたら

カラフルなダンスになると思う。

 

 

リードもそう。

思い通りにリードしようとして

フォローの動きを支配しようとしがち。

 

 

こっちへ行け、回れ、

みたいなリードってホント不快だから。

 

 

あと、二人で一車体なのに

自分一人分の車幅しか考えずに

狭いスペースに突っ込んでいくリードも

かんべんしてくれ。

 

 

リードとフォロー

お互いに相手にどんな選択肢があるのかを

理解しているといないとでは

フロアで一緒に「作る」感が

まったくちがう。

 

 

この感覚はリードかフォローの

どちらかしか知らなかったら

気づけなかっただろうな。