インターナショナルラテンのコーチが知らないアメリカンリズムの特徴 | ボールルームの魔法♡社交ダンスオタクの気ままおしゃべり

ボールルームの魔法♡社交ダンスオタクの気ままおしゃべり

社交ダンスについて興味のままにあれこれ書いてます

アメリカンスタイルを中心に
競技、選手やドレス
レッスン、身体のケアなど
気の向くままのおしゃべりです。

引き続きApproach the Barのトニのコメントです。
 

 

 

今回は、選手についての指摘ではなく
アメリカンリズムがどういうものか
についてです。

 

 

ラテンとの違いを知るうえで

貴重な話だなと思いました。

 

 

以下、ざっくり訳すとこんな感じ

 

 

”ラテンダンスのコーチは
アメリカンリズムのメカニズムがわかってない。

ただ膝を曲げるんでしょ、とか
重心が前なんでしょ、とかしか理解していない。

 

 

アメリカンリズムの特徴は
その名のとおり「リズム」だ。
つまり音楽を身体の動きを通して
表現しなければ
そんなのはダンスじゃない。

 

 

リズムは膝を曲げるって?
冗談じゃない。
曲げるけど曲げっぱなしじゃない!
足を通して表現される動きだけれど
それは身体から生み出される動きなんだ”

 

 

さらに以前自分のところに来ていた
リズムのペアがラテンのコーチにつき
再び戻ってきたとき
スピードや軽快さを失っていた。

 

 

そのラテンコーチが
アメリカンリズムの間違ったイメージで
コーチングしたためだと。

 

 

アメリカンリズムって
インターナショナルラテンのあとに見ると
なんとなく、ゆっくりで
もっさりしているようにも見えます。

 

 

たぶんそれは
ステップするときに膝を曲げて足を置き
そこからヒップモーションしながら
重心を移動させていくプロセスを
見せるダンスだから
同じチャチャでももっさり見えるのかなと思います。

 

 

でもトニが言うように
膝は曲がりっぱなしじゃない。
必ず軸足の膝はまっすぐです。
 

 

そして、そのボディムーブメントを
じっくり見せる分
早いところはやっぱり
早く動く必要があります。
 


アメリカンルンバは
インターのルンバより少し早い曲で踊ります。

 

 

なので、軽快さと
身体の動きをじっくり見せるの
両方を追求する
ゆっくりに見えて実はとても忙しいダンス。

 

 

曲げて出した膝が伸びて
重心が前に送られる感に
ボディのあらゆる筋肉が
働いていく様子は
時計の歯車がひとつひとつ
かみ合って美しく機能するようです。
 

 

こちらがSupershagのApproach the Bar