快適すぎた。
しかし、快適すぎて、やる気が出ないということもある。
部屋は涼しくてキレイ。
一歩外に出れば、汚くて暑い世界。
一眠りして、お腹がすいてきたので、外に出る事にした。
今日のぼくは食欲だけが原動力だ。
トゥクトゥクでコンノートプレイスへいく。
相場より高い額を請求されるけど、もはや交渉する気もない。
インド好きの友人がオススメするカレー屋さんへいく。
しかし、なにカレーが美味しいのか、聞いたはずだが思い出せない。
チキン?野菜?ラム?
やけにゴージャスな店内に、丁寧なおもてなし。
ラムのカレーを頼む。
とても美味しいのだが、油が多い。
やや、くどい。
店を出て、そういえば、ホウレンソウとチーズのカレーがオススメだと言っていたことを思い出す。
友人の助言と言えば、トゥクトゥクはシク教徒のドライバーを見つけるべきだと言っていた。
今思い出しても後の祭りだ。すべて。
まだ日没には時間があったので、ニューデリーの観光地、レッド・フォートに行く事にした。
通勤ラッシュ並みの地下鉄に乗る。
さすが、13億人が住む国である。
結論からいうと、レッド・フォートは閉まっていた。
独立記念日が近いからだそうだ。
そう、この事も事前に友人から聞いていたではないか。
暑さで頭がモヤモヤしてきた。
人の話は聞くべきである。
ただ、ひとつ、しっかり事前準備したことがある。
飛行機の座席である。
左の窓際が景色がキレイ、ということをあるブログで見て、わざわざ追加料金を払って窓側を指定したのであった。
ぼくは、ホテルに戻って仮眠をとり、深夜3時に空港へ向かった。
ラダックまでの飛行機に乗るのだ。
飛行機に乗って驚いた。
主翼が邪魔で景色が見にくい。
なんだ、あのブログ、そんな注意を書いてなかったぞ、なんていう気力もなく、
風の抵抗で小刻み揺れる翼をじっと見つめるのであった。
ようやくラダックにつく。