ダルビッシュはグレイト!黒田もグッド!米メディアが称賛 | ダルビッシュ速報

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ダルビッシュに関するニュースを成るべく早くお送りします。

 25日、メジャーリーグ、レンジャーズ対ヤンキース戦で
日本人投手ダルビッシュ有(25)と黒田博樹(37)が共に先発した。
試合は初回レンジャーズが先頭打者キンスラ―のホームランで先制、
3回にはハミルトンの右前適時打で2点目を取り、2-0のスコアで勝利した。

ダルビッシュは10奪三振を奪い、8回1/3を投げ119球で7安打無失点の好投。
一方の黒田も強力レンジャーズ打線を相手に6回2/3を
投げ107球で5安打2失点と先発投手の役割をきっちりと果たす好投だった。


 7度目の日本人投手対決はファンの期待に応える投手戦だったと言っていいだろう。
NYタイムズ電子版では、2人をONEGOOD、ONEGREATと讃え
、両者共にお互いの持ち味を出したと伝えて居る。

記事はダルビッシュのボールは常にス挑戦クゾーンギリギリで打者にとっては
打ち返すのは難しかったと述べ、
黒田については初回にホームランを打たれながらよく持ち直し、
勝ちに値する内容だったと続く。またFOXスポーツ電子版では「素晴らしかった。

(私は)ダルビッシュはどんどん良くなってるって言ってただろう?」と
言うレンジャーズ・ワシントン監督の談話を載せ
「自分としてはまだまだよく成るとおもう」と言うダルビッシュ自身の言葉で結んで居る。

 確かにダルビッシュの適応力は素晴らしい。
ここ3戦、制球に不安を見せたダルビッシュはこの日はセットポジションを選択。
抜けるボールはほとんど見られず要所は
三振で締める快投でメジャー入団以来最高の投球と言えるピッチングを披露した。
最大のピンチは3回。チャベスに右前打を許すとマーティンに四球。
ここで迎えたジ―ターが一塁方向へ意表をつくプッシュバント。

これを誰も取ることができずノーアウト満塁としてしまう。
とはいえそこからが圧巻だった。
グランダーソンにカウント2-2からファウルで粘られるが、
外角ギリギリに時期を外したカーブで見逃しの三振を取ると、
続くA・ロドリゲスを当たりそこ無いのサードゴロで併殺に
打ち取り鮮やかにピンチを脱出した。

 「狙ったところで三振が取れた」と語ったダルビッシュ。
取りたいところで三振を取り、際どいボールでゴロに仕留めると言う省エネ投球は、
中4日と言うきついローテーションで回すメジャーのスターターの理想形でも有る。
日本ではすでに当然ながら見られた投球だが、
其れを強力打線のヤンキース相手にやってしまうのだから
彼のポテンシャルの高さには驚かされる。

一方の黒田は負け投手にはなったが、持ち味のコーナーをつく粘りの投球で
強力レンジャーズ打線を相手に2点に抑える好投。
「ビッグイニングは創りたく無い」と戦前言っていた通り、
安打は5本しか許しておらず責任は十分果たして居る。
味方打線の援護がなかった形だが今日のダルビッシュなら
仕方が無いとしか言いようが無い。

 ワールドシリーズ制覇を期待出来るビッグチームでスターターとして
十分力を発揮してくれた2人。
これからの彼らの活躍に目が離せ無い。

(編集担当:田村和彦)