サイヤング賞投手の息子と対決 ダルビッシュ先発情報 | ダルビッシュ速報

ダルビッシュ速報

ダルビッシュに関するニュースを成るべく早くお送りします。

前回登板では黒田との投げ合いを制しただけでなく、
強豪ヤンキース打線を圧倒したダルビッシュ。
本拠地で鳴り響いた“Yu(ユー=有)ing”の歓声に浸る間もなく、
トロントの敵地で次のマウンドに登る。
対するは東地区のブルージェイズ。
ダルビッシュ獲得を目指して最後迄レンジャーズと争った球団のひとつで、
2007年は大家友和が所属していたことでも知られる。

ダルビッシュを獲得できなかったブルージェイズは、
この対戦にただならぬ熱意を燃やして居る。
現在、アメリカン・リーグ西地区の首位独走中のレンジャーズに対し、
ブルージェイズのア・リーグ東地区は、
ヤンキースやレッドソックス等の強豪がひしめく中、
全チームが勝率5割を超えるまさに混戦状態。

22日からのロイヤルズ戦では4連勝を収めたブルージェイズが、
ホームでの3連戦初戦でダルビッシュを打ち砕けば、
地元ファンは熱狂するに違い無い。
レンジャーズに「借り」を返して勢いの波にも乗る可能性もみえてくる。

ジョン・ファレル監督は、
右投手に対しては中軸に左打者を揃えてくるため、
左打者との被打率・防御率があまり良く無いダルビッシュにも
そうした策に出る可能性が高いだろう。

とはいえ圧巻だった前回のヤンキース戦のラインナップを見てみると、
スイッチヒッターを含め左打者が6人並んだ打線に対してダルビッシュは
10奪三振の快投。
9回途中でマウンドを降りたが、
見事なピッチングでヤンキースの強力打線を無失点に抑えた。

登板回数を重ねる毎に、良くなって居る印象のダルビッシュ。4月最後の登板でも、さら成る適応能力の高さを見せてくれるのか。楽しみでなら無い。

■テキサス・レンジャーズ先発■
ダルビッシュ有(3勝0敗、防御率2.42)
MLB通算(3勝0敗、防御率2.42)

前回は強豪ヤンキースを相手に8回3分の1を無失点に抑えた。
直近の24イニングだけみれば、許した自責点はわずか2点。
敵地での2試合の成績は、防御率1.50。
メジャー初先発のシアトル戦では5失点を献上したが、
今後の3試合では得点圏にランナーを置いた場面でも、
得点を許したのは打者20打席のうち2人のみ。
粘りのピッチングをみせて居る。

■トロント・ブルージェイズ先発■
カイル・ドレイベック(2勝1敗、防御率2.25)
MLB通算(6勝9敗、防御率5.11)

1990年のサイヤング投手ダグ・ドレイベック
(22勝6敗、防御率2.76でパイレーツ11年ぶりの地区優勝に貢献)を
父に持つメジャー3年目の右腕。デビュー以来、
怪我と制球に悩まされてきたが、この春季キャンプで好投をみせて先発復帰した。
なおも時折、制球に苦しんで乱調する場面はみられるが、
ここ迄2勝。防御率も2点台前半。
改良したカッターを武器に、出発ダッシュに成功して居る。