ダル、メジャー2勝目ならず…同点の6回途中降板 | ダルビッシュ速報

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スポニチアネックス 4月15日(日)2時1分配信

 米大リーグ、レンジャーズのダルビッシュ有投手(25)は14日(日本時間15日)、
ミネアポリスでのツインズ戦に先発、5回2/3を投げ、9安打2失点5四死球。
同点の6回途中で降板し、メジャー2勝目はならなかった。

【写真】6回、2死満塁のピンチを招き降板するダルビッシュ

 メジャー2度目の先発。初先発した9日(同10日)のマリナーズ戦では
イチローに3安打を許す等、5回2/3を投げて8安打5失点、4四球と制球に苦しんだが、
強力打線の援護もあって初勝利を手にした。
この日は中4日での登板だったが、前回登板の2日後にはブルペン入りし、
投球フォームを修正する等試行錯誤。
この試合ではノーワインドアップからの投球で初回、先頭のスパンをニゴロ、
続くキャロルを右飛に打ち取る。
3番のマウアーには右前打を許したものの、
4番モーノーを空振り三振に仕留めて無失点と、上々の立ち上がりだった。

 2回にレンジャーズが1死三塁からナポリの左犠飛で1点を先制。
その裏、ダルビッシュは先頭のウィリンハムに四球を与えたが、
続くドーミットを一ゴロ併殺に仕留め2死。ところが、バレンシアに右前打を許すと、
続くパームリーには完全に打ち取った当たりが左前に落ちるヒットとなり、
続くカシーヤの打球を三塁手が失策。不運が重なって1点を失い、
同点に追いつかれた。さらにスパンにも遊撃内野安打を許し、2死満塁となったが、
ここは踏ん張り、キャロルを空振り三振。最少失点で切り抜けた。

 3回、レンジャーズはハミルトンの右越えソロで勝ち越し。
その裏、ダルビッシュはマウアー、モーノーをともに一ゴロ、
ウィリンハムを二ゴロとクリーンアップを3者凡退に抑えた。

 4回、ダルビッシュは先頭のドーミットに右前打。バレンシアを空振り三振、
パームリーを右飛に打ち取ったが、カシーヤに中前打を浴びて一、三塁。
スパンへの2球目は暴投となったが、
ベースカバーに入ったダルビッシュが本塁を狙ったドーミットをアウトにし、
無失点で切り抜けた。

 5回、ダルビッシュは先頭のスパンに右翼線二塁打を許し、キャロルの二ゴロで1死三塁のピンチ。マウアーを浅い左飛、モーノー、ウィリンハムに連続四球で満塁となったが、ドーミットを空振り三振。ここも踏ん張った。

 6回、ダルビッシュは先頭のバレンシアに左前打されると、ワイルドピッチで無死二塁。
パームリーを三ゴロ、カシーヤを中飛に打ち取り、
2死迄こぎつけたが、スパンにこの試合3本目と成る適時二塁打。
ピンチをしのいできたダルビッシュだったが、ついに同点に追いつかれてしまった。
さらに死球、四球で満塁。投球数が100球を超えていたこともあり、
ワシントン監督は交代を決断した。結局、この日も102球を投げてス挑戦クは56球だけ。
課題の制球を克服することはできなかった。

 だがレンジャーズは7回、ベルトレ、ヤングのタイムリーで2点、
9回にも2点を加え6-2で勝った。
勝ち投手は、ダルビッシュの後を受けて登板したルーキーのロスで、
これがメジャー初勝利。