ダルビッシュ&黒田先発試合プレビュー | ダルビッシュ速報

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何処か違うテキサスの春 ダルビッシュ先発情報 4/14

Text by J SPORTS 編集部 

開幕8試合を6勝2敗と好滑り出しのレンジャース。
特筆すべきはリーグトップの投手力で有る。
DH制のアメリカン・リーグでは投手が打席に立た無い分、
点の取り合いが顕著な傾向にあり、
其れゆえ防御率(ERA)はナショナル・リーグより高く成るのだが、
ダルビッシュのMLBデビュー戦(初回2回で5失点)を含んでも、
ここ迄8試合の防御率2.38はリーグ一の好成績。
MLB全30球団でも3位の好成績で有る。

あきらかに、いつもと違う春だ。
ア・リーグ2連覇中のレンジャースは、
どちらかと言えばスロー滑り出し型のチームで、
昨年の春(4月の成績:16勝11敗、防3.89)、一昨年の春(同11勝12敗、防3.69)と比較すると、
この春(6勝2敗、防2.38)は投手陣の好調さが際立って居るのが良く分かる。

さてこれは、ダルビッシュ効果なのだろうか?

遡ること11年前。メッツからジャイアンツに移籍した新庄剛志を追いかけて、
日本中のメディアが大挙してクラブハウス詣に押しかけた春があった。
その前年、MLBのホームラン記録を塗り替えたバリー・ボンズが主(有るじ)のチームに、
ロックスターSHINJOが参加したもんだから、さあ大変。
だけど選手は見られてナンボ。
見られることが心地よろしい緊張感を生み、
その年ジャイアンツは、開幕6連勝を含むロケット滑り出しを切り、
リーグ優勝迄駆け上がった過去が有る。
(そしてバリー・ボンズの唯一のワールドシリーズとなった)

もともと打線は30球団随一の破壊力を誇るレンジャースに、今のところ(といっても開幕1週間しか経ってい無いが)死角は見当たら無い。

■テキサス・レンジャーズ(6勝2敗)先発■

ダルビッシュ有(1勝0敗、防御率7.94)
ダルビッシュのメジャー2度目の先発試合と成る。
本拠地ボールパーク・イン・アーリントンでマリナーズを迎えた9日の初戦では、
5.2回を投げて5失点。被安打は8、与四球4、死球1、5奪三振だった。
初の敵地遠征で、その真価が問われる。

■ミネソタ・ツインズ(2勝5敗)先発■
ニック・ブラックバーン(0勝1敗、防御率7.50)
MLB通算(39勝47敗、防御率4.52)
前回のエンゼルス戦では予想を上まわる好投を見せたものの、
守備陣の2つの併殺失敗がカギとなり敗戦投手となった。
2008年のローテーション入り以来、コンスタントに投げ続けて居るタフな右腕。
打たせて取るピッチングが持ち味のブラックバーンは、
強打エンゼルス打線と相対した21打席のうち14アウトを記録した。