6年前、参院選神奈川県選挙区において、僕は、全くの無所属で立候補し、選挙運動員3名、選挙運動費用399,288円で、18日間、戦いました。運動員3名は、専従ではなく、通常の仕事が休みの時に、来てもらいました。大まかな役割分担は、1名は、僕の随行担当、2名は、ポスター貼り担当。
先程、「全くの無所属」と書いたのは、同じ選挙区で戦い、4位で当選されました中西健治参議院議員、ではなく、今は、中西健治衆議院議員も、無所属でしたが、自民党麻生派の、強力な後押しがありましたので、そう書きました。
今、「強力な後押し」と書いたのは、麻生財務相(当時)が、応援演説をされていたので、そう書きました。僕が、6年前の2016年7月4日の午後、参院選の候補者として、慶應義塾大学日吉キャンパスと東横線日吉駅の間の公道上で、選管から交付された薄緑色の標旗を掲げて街頭演説をしようと思い準備をしていたら、「この辺りは、間もなく、麻生大臣が応援演説にくるので(移動して下さい)」と、警備をしている人に言われました。
話が、逸(そ)れてしまいましたので、戻します。18日間の戦いが終わった直後、「得票率1.5%は、いったのではないか。(自分で勝手に設定した)最低ラインの1%は、いっただろう」と、個人的に予測したのですが、(投票箱の)ふたを開けてみたら、得票率、0.78%、得票数、32,113、でした。
もちろん、32,112票の得票は、それだけの人数の有権者のご厚意によるもの以外の何ものでもないのですが、一旦、情を排し、戦術にだけ着目して、可能な限り、客観的に見れば、「どぶ板」に徹した結果だと、自分では、考えています。
選挙運動の期間中、県内を、自分の足で、合計200km近く走りました。走りながら、可能な限り、有権者に手を振り、近づき、笑顔を振りまいて握手をし、「政策のことは全部、ホームページに書いたので、帰ったら見て下さい。今は、とりあえず、名前だけ覚えて。お願いします」と、申し上げることを繰り返し、大きめの駅にたどり着いたら、演説をしました。
選挙運動用のウェブサイトには、国防、皇室、国家財政、通貨制度、金融制度、会社制度、労働法制、社会保障、教育制度、選挙制度などなどについての政策を、載せていました。
オフラインでは、どぶ板に徹し、オンラインで、政策を詳しくお伝えして、メリハリをつけるようにした積もりです。あの華美な選挙ポスターや、選挙カーなどに、それなりの金額の公金が投入されていることに、真っ向から異議を唱え、そのことを、有権者の皆さんに知って頂くという狙いもあって、超簡素な選挙運動形態になったのですが、全く伝わりませんでした。
参院選は、長いです。今、日本中で、選挙運動をされている候補者の皆さん、祖国、日本を良くしていくために、体調に気を付けて、7月9日の20時まで、戦い抜いて下さい。
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則