「Roe v. Wade」と金利動向と中間選挙、習氏の7月1日の講話、選挙関連 | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

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 貧乏暇なしで、第26回参院選の投開票日の前日までは、特に慌(あわ)ただしく、書いておきたいことが溜まる一方です。なので、三つ前の投稿と同じように、いくつかの事柄について、なるべく短く書いて参ります。ほぼ、頭の中を整理するための、個人的な覚え書きです。

 

(1) 数日前、ネット閲覧中に、人工妊娠中絶に関する、かなり社会的影響が大きそうな出来事の報道が、目に留まりました。1973年に、米国最高裁(SCOTUS)の判事9名が、7対2で、事実上、人工妊娠中絶を一部合法化した判決、ロウ対ウェード判決(Roe v. Wade)。それを覆(くつがえ)す判断を、米国最高裁がしたそうです。全く、ウォッチしていなかったので、背景や経緯など、まるっきり分かりません。

米国の世論を二分してきた、この判決。それを覆す判断が、なぜ、中間選挙まで、残すところ4か月ほどの時期に、行われたのか。たまたま、でしょうか。政策金利を巡る、FRBの動向と共に、気になっています。

 

(2) 次の話題です。4日後は、7月1日。中国共産党建党紀念日(党創建日は、1921年7月23日)、且つ、香港返還25周年の日です。7月1日、習近平氏が、どのような講話をするのか。もしくは、ステイトメントを公表するのか。もしくは、何もしないのか(それは、有り得ないかな)。特に、同日、7月1日に、李家超氏が行政長官に就任する香港について、どのような、表現をするのか。気になっています。

 

(3) あとは、選挙関連の事柄です。まず、首相の、公務員等の地位利用による選挙運動について。これは、もちろん、公選法で禁止されています(同法136条の2)。さすが、岸田氏。首相に就任されたのが、昨年の10月4日。その3日後には、参院補選で、「内閣総理大臣 自由民主党総裁 岸田文雄」と、でかでかと書かれた垂れ幕を掲げて、公務員等の地位を利用しながら、選挙運動をされました。

 

(4) 次です。先月と今月、選挙ポスターに関連する投稿を、何本もアップしたのに、選挙ポスターの作成に対し投入される公金の上限金額を、書いておりませんでした、済みません。東京都の場合、都選管の、このPDFファイルの4枚目によると、ポスター1枚当たりの単価の上限は、下記の(イ)で、作成枚数の上限は、ポスター掲示場数の2倍だそうです。ポスター掲示場数は、14,163箇所。

 

270,655円 + 28円35銭 X (ポスター掲示場数 ー 500) + 316,250円・・・(ア)

(ア) ➗ ポスター掲示場数・・・(イ)

 

上限の単価で、上限の枚数、作成したとすると、計算結果は、1,954,494円になります。1候補者当たり、最大約195万円です。因みに、東京都選挙区では、今回、31名の候補者がおられるそうです。公設ポスター掲示場の設置撤去の費用を含め、無駄ですよね。選挙公報を全戸配布すれば済むし、選挙公報のほうが、候補者の比較検討が、やり易いですよね。

 

(5) 最後です。6月25日(土曜日)の、15時半ぐらいに、たまたま、僕は、JR藤沢駅北口の歩行者用デッキの上を歩いていたのですが、2名の男性が、自民党の政策パンフレットを頒布していました。その2名の男性の間を通り過ぎようとしたら、僕に向けて、政策パンフレットを差し出されたので、受け取りました。因みに、その周辺で、公職の候補者が、街頭演説をしている訳ではなく、2名の男性が、淡々と、政策パンフレットを頒布していました。

念のため、神奈川県選管に、電話で問い合わせてみましたが、「政党の自由な政治活動」ならOK、とのこと。これがOKということは、参院選の期間中に、大政党が、大量の人員を投入して、表紙に党名が大書きされた政策パンフレットを、無制限に頒布できてしまう、ということです。参院選は、比例代表選出の選挙もあるから、ばんばん、党名の宣伝ができて、とっても羨ましいなぁと、ぼくはおもいました。以上です。

 

 

神奈川県横須賀市にて

佐藤 政則