就任時点において既に、どうしても応援する気になれない人 | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 憲法67条に基づき、国会議員のうちの一人が、新しい首相に指名された時は、新首相が、一日でも早く、重責を担う新生活に慣れて本領を発揮できるよう、一日本国民として、重箱の隅をほじくるようなことはせず、寛容の心で応援するのが筋であると、僕は思っています。

が、このところ、二人続けて、「就任時点において既に、どうしても応援する気になれない人」が新しい首相に指名され、少々、げんなりしています。

 

 凡人には凡人なりの言い訳があって、かなり端折って申し上げると、名指しはしませんが、一人目は、「ふるさと納税と呼ばれる制度の導入」が、理由です。

2,000円の自己負担額を負担して、自己負担額を超える物を受け取る行為の、どの辺りが寄附なのでしょうか、どの辺りが納税なのでしょうか。寄附とは、見返りを求めずに財産を相手方に交付することでしょう。「総納税額」が増えない中、人気地方公共団体が、返礼品を餌にして、ちゅうちゅう吸い上げたら、影の薄い地方公共団体の財政は、どうなるのでしょうか。こんな分野に市場原理を導入することを推進して、何とも思わない人を、僕は、応援しません。

 

 同じく、名指しはしませんが、二人目は、「安倍晋三氏を批判し、その後の参院選で落選した溝手顕正氏(落選する前は、岸田派の参院議員)を、本気で守ろうとしたとは思えないこと」が、理由です。

前回の参院選で落選した溝手顕正氏が立候補していたのは、広島県選挙区。その時のその選挙区の当選人は、森本真治氏と河井案里氏です。例の事件の舞台となった選挙区です。安倍晋三氏を批判し、その後の参院選で、あんな目に遭った溝手氏は、当時、岸田派の参院議員。自分が会長を務める派閥、その仲間を守るどころか、安倍首相の次の首相になりたくて、安倍氏の支持を取り付けることに余念が無かったとしか思えない人を、僕は、応援しません。

 

 そんな中、岸田内閣にとって二回目の国政選挙(補選等は除く)である第26回参院選の公示予想日に、段々と近付いてきました。3年前と同じで今回も、僕は立候補しませんが、拙ブログにおいて、少しずつ、選挙に絡んだ話題も採り上げていこうと思っていますので、宜しくお願いします。

 

 

神奈川県横須賀市にて

佐藤 政則