世界中の埋蔵原油を狙い続けてきた勢力の、次なるターゲット(その3) | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 原油確認埋蔵量(Proved Reserves)の国別の順位が世界第6位、そして、北極圏において資源開発が進むロシア。そのようなロシアの原油・天然ガスの利権を、プーチン大統領の手から、完全に切り離し、我が物にしたい。

もしも、世界中の埋蔵原油を狙い続けてきた勢力が、そう強く渇望し、そのための計画を練り上げたと仮定するなら、どのような計画が考えられるか。

 

 莫大な金融資本を使って、社会の制度、仕組みを制し、支配的で圧倒的な立ち位置を維持し続ける勢力が、またぞろ、原油、天然ガスの分捕りを繰り返すのではないか。

この意見は、もちろん、僕の仮説(hypothesis)に過ぎませんが、仮説を立てた上で、実際の出来事を観察し検証し、仮説の見当外れの部分を修正していくことをしなければ、どうなるでしょう。一方的に与えられる情報を鵜呑みにする鵜呑み人間になるか、外からの不快な情報を拒否する現実逃避人間になるかだと、思います。それこそ、上述の勢力の思う壺でしょう。

 

 2012年5月、プーチン氏が大統領職に復帰。2014年2月、ウクライナのキーウ(キエフ)でデモ隊と政府側が大規模衝突、100名以上死亡、ウクライナのヤヌコーヴィチ大統領がロシアへ亡命。

この2014年2月の出来事は、一般的に「マイダン"革命"」と呼ばれているそうですが、超法規的な流れで政権交代がなされたことのみに着目して、この一連の流れを、検証せずに「革命」と呼ぶことは適切ではないと、僕は思います。なぜなら、それを革命と呼ぶ側は、革命と呼ぶことにより、「交代前の政権は悪人で、交代後の政権は善人である」と、政治的意図をもって宣伝している、つまり、プロパガンダを行なっているように、僕には見えるからです。

 

 上述の勢力の、特に、2014年以降の、ウクライナに関する動きは、プーチン大統領を追い出すための計画に沿った動きであると睨んで、僕は、ウクライナを巡る動き全般を観察しています。上述の仮説に見当外れの部分があると感じたら、随時、修正していきます。

情勢がどうなっていくか、東アジアの片隅にいて全く見当が付きませんが、主要国(交戦国、それに、各交戦国の言い分を支持する国が3か国ずつ、合わせて8か国)の政治的指導者が、上述の勢力の思惑通りには動かされず、戦線の不拡大、停戦、終戦、講和に向けて、話し合うことを、僕は願っています。

 

 

神奈川県横須賀市にて

佐藤 政則