このブログのアカウント自体を削除しようかどうか迷い、記事の投稿が滞ったまま、1年以上の時が過ぎてしまいました。
この1年ほど、ネット上(online)での政治に関わる活動は、全く行って参りませんでした。ネット外(offline)においては、心身共に万全ではなく細々とではありますが、政治を志す人を支援するような活動をして参りました。まぁ実際のところ、「枯れ木も山の賑わい」ぐらいの働きさえ、果たせていたか、甚だ疑問ですが。
生きとし生けるものは、放り込まれた環境の中で、その個体の益(私益)を追い求めるものですが、過酷な環境という、ある種のリミッターが弱まり、多くの人が我を忘れて、私益の追求にいそしみ、自分の私益と他人の私益とのバランス、ひいては、自分の私益と公益とのバランスをとることをしなくなって行けば、人の世はどうなるか。
末法の世と申しましょうか、人々は疑心暗鬼になり、人心はすさび、社会は荒廃して行く。阿漕(あこぎ)な人が増えれば増えるほど、そういう人に対応するための法令や制度が増え、つまり、社会的なコストが増え、益々、生きづらい世になり、形態は違えど元の「過酷な環境」に戻されるところまで、社会は悪化して行く。
このことに思いが到れば、人は、70歳にならずとも、「心の欲するところに従っても矩(のり)を踰(こ)えない」状態に辿り着くのではないか。
10月においては神嘗祭よりもハロウイーンのほうが、11月においては明治節や新嘗祭よりも感謝祭(Thanksgiving)翌日のブラック・フライデーのほうが話題になるご時世ですが、上記のようなことを思いながら、日々、過ごしています。心身共に万全ではありませんが、少しずつ、記事の投稿をしていこうと思っていますので、よろしくお願いします。
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則