社会的動物である人間は、様々な組織に所属しながら暮らしていて、所属する組織の考え方と自分の考え方のズレが大きくなり、両者が共有する部分が小さくなればなるほど、精神的にしんどくなっていきます。気心が知れない人に囲まれ、居心地が悪くなり、「お金のため」などの理由で無理を続けると、遂には、精神が病んでしまいます。
あくまでも、仮定の話です。あなたは、とある国の中枢を独占する大きな組織の幹部で、既にその地位を利用して、賄賂、キックバック、ピンはねなど、あらゆる手を使って私腹を肥やし、香港っぽい場所で、他の通貨に両替し、複数の口座を経由させた上で、現地の不動産や、東京っぽい場所、ニューヨークっぽい場所などにある超高層の建物内の住宅を、投資目的で買って賃貸しで運用したり、租税回避地にある口座に不正な方法で送金したりして、あなたが所属している大きな組織の崩壊に備えていると、仮定してください。
お金を洗ってきれいにし、分散投資をして準備万端。そう思っていて、外国で持っている口座の凍結の話が漏れ伝わってきたら、どう思われますでしょうか。
いざとなったら国外へ出て、工作員のつてを使って政治亡命し、あとは悠々自適に暮らそう。そう思っていて、査証発給の制限の話が漏れ伝わってきたら、どう思われますでしょうか。
来月になれば、2020年11月3日(火)に行われる米国大統領選挙の1年前になりますが、既に、「景気後退」が囁かれる中、トランプ大統領にしてみれば、「自分が他の経済大国に対して行ってきた経済制裁が、景気悪化の引き金を引いた」と見られたくは、ないでしょう。(金融危機などで)ドン引きするくらい景気が悪化すれば話は別ですが、通常、景気が悪化すれば、多くの国民は、「大統領を変えろ、総理を変えろ」となりがちです。
トランプ大統領の再選に関しては、トランプさんの年齢(再選されれば、任期満了時、78歳になられます)も気になりますが、それよりも、本当に健康問題を抱えておられないのか、その辺りが気になります。
中共の中の字も出さず、架空の話が大半を占め、長くなってしまいましたので、もう一回、「続きは次回以降」ということに、させてください。
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則
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