海上自衛隊には、昭和の御代(みよ)の初め、大日本帝国海軍の頃より、日々の振り返りとして、五省(ごせい)というものがあるそうで、先日、京急・横須賀中央駅近くの三笠ビル商店街の北端にございますミリタリーショップ横須賀に、絵葉書を買い求めに出掛けた際に、この五省がプリントされたTシャツだかトレーナーだかが販売されているのを見掛けるくらい、局所的には人口に膾炙(かいしゃ)している言葉です(現代語訳は、海自幹部候補生学校のサイトへ)。
一、至誠に悖(もと)るなかりしか
一、言行に恥づるなかりしか
一、氣力に缺(か)くるなかりしか
一、努力に憾(うら)みなかりしか
一、不精に亘(わた)るなかりしか
僕は、あまり、宗教的な素養がないせいか、人事を尽くして、なお、尽くし足りないときにだけ、祈るようにして参りました。努力に憾(うら)みなかりしか。基本的に、気力に欠け、無精者なので、人事を尽くす前に祈ってしまうと、「祈ったから、もう、これでいいや」となりそうだからです。
中共側が大きな動きをするのではないか、そういう意味で危ないと、感じておりました国慶節連休(10月1日から10月7日)。個人的に懸念しておりました、非常事態を宣言しての、解放軍車両の深圳からの大量投入による(行政機関が集中する)香港島北部の完全封鎖が、本日未明に行われていないことを確認し、その点についてのみ、ほんの少し安堵しております。が、昨夕、緊急法が、返還後初めて発動され、依然として、予断を許さない状況であり、西側自由主義陣営が守ってきたものを死守する戦いの戦況は、悪化しております。
昨日、改めて国連憲章(特に、35条)を眺めてみました。安保理招集に向けて、できることはあった、あるのではないか。(1)安保理招集、(2)安保理での、国連平和維持軍香港駐留案の否決、(3)日米欧による、大規模な経済制裁(特に、中国産品の不買、輸入禁止)。
この流れで、中共による実質的な一党独裁を、6か月以内に終わらせ、中国の国政における普通選挙の実施、普通選挙で選ばれた者だけによる議会の創設(因みに、全人代は、中共の施政方針等を一方的に発表する場であって、決して議会ではありません)、議会による新憲法制定。
努力に憾(うら)みなかりしか。このことを自問しながら、きょうの朝を迎えています。
(あっ、僕には1円も入ってこないので、決してステルス・マーケティングではありませんが、うっかり、宣伝を書くのを忘れていました。本日と明日、10月5日と6日、横浜だけでなく、横須賀でも、海自の令和元年観艦式の関連広報イベントがございます。護衛艦「いずも」が、横浜・大さん橋に接岸され、一般公開されるそうですが、「いずも」の母港である横須賀港にも、是非、お越しください。横須賀では、護衛艦だけでなく潜水艦の一般公開もあるそうです。なお、艦内には急な階段等があり、スカート、ハイヒール、サンダル、また、鋲打ちの靴等はご遠慮ください、とのことです。)
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則
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