僕なりの予想に反し、投票率(このPDFファイルのフッタの頁数における8頁と12頁を参照)が低かった今般の国政選挙。もちろん、選挙権(right to vote)も被選挙権も、権利であり、従って、その権利を行使するかしないかは、その権利を持つ者の自由意志に委ねられるべきものです。
じっくりと考えた上で「今回は、選挙権を行使しない」と自己決定をした方々が、たまたま、多かったのであれば、あまり問題はないと思うのですが、日本国という国の政府、そして、自分が住んでいる社会に対する不信感や諦めの結果、選挙権を行使する気力を失った方々が多かったのであれば、大問題であると、僕は思っています。
直近のことで申し上げれば、相模原や座間や登戸(のぼりと)や六地蔵で起きた出来事を、51歳の一日本国民として、どう受け止めるべきか。3年前の国政選挙の際は、神奈川県内の主要な駅の駅前で、選挙運動をさせていただきました。今よりもっと生意気だった若いとき、京阪沿線、京王沿線に住んでいた時期もあります。どのような歴史や背景があって、そこで、その出来事は、起きたのか。
公的年金制度の設計(design)に、如実に現れていますが、「後から生まれた者ほど損をする」著しく公平性(fairness、impartiality)を欠く社会。時の流れは速いもので、僕に被選挙権が付与されてから、既に、26年以上の歳月が経っています。3年前の国政選挙では、何も結果を残せず、結局、26年間、僕は、「後から生まれた者ほど損をする不公平な社会」の是正に、全く寄与することができませんでした。
で、これからどうしよう。第25回参議院議員通常選挙が終わって、そのようなことを考えながら過ごしています。
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則
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