「薬漬け、化学合成品過多の加工食品漬け、運動不足」と、認知症状 | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 生を与えられていた年の数である享年。太宰治、夏目漱石、青木雨彦。それぞれの人物の享年を、数え年で申し上げれば、太宰治、四十、夏目漱石、五十、青木雨彦、六十。

自分が、只々、長く生きることに、どれほどの意味があろうか。この歳になってからではなく、若い時から、そう自問自答して参りました。

 

 公的医療保険制度の充実や労働安全衛生法などを逆手に取る形での、薬漬け、検査漬けの、我が国の医療の現状。そもそも使用が許されている既存添加物などに加え、食品衛生法10条に基づき、厚労大臣が使用して良いと定めた指定添加物の品目数は増え続け、2018(平成30)年7月3日現在で、455品目もあるそうです(食品衛生法施行規則12条の別表第一 )。

 

 「薬漬け、化学合成品過多の加工食品漬け、運動不足」などの結果と思われますが、長く生きれば長く生きるほど、医療費と介護費で、それなりの金額のお金が回収されていく現状。

2016(平成28)年度の国民医療費約42.1兆円(結果の概要の5を参照)のうち、65歳以上は、約25.2兆円(構成割合は59.7%)です。65歳未満の1人当たりの年間医療費は183,900円で、65歳以上の数字は727,300円です。

2016(平成28)年度の介護費は、約10.4兆円です(注・40歳以上65歳未満の2号被保険者も、特定疾病により要介護状態になった場合は、介護保険法による給付が利用できます)。

 

 医療費と介護費で、年間約52.5兆円の支出があり、私達が支払っている公的保険の保険料約25.5兆円と、税金など約27.0兆円の、公金が充てられています。保険料の内訳は、

 

20.7兆円(医療)+2.1兆円(介護1号被保険者)+2.7兆円(介護2号被保険者)=25.5兆円 です。

このPDFファイルの2ページと、このPDFファイルの10ページを参照してください。

 

 認知症状を示す人の割合が高いと言われている我が国。多種多様な化学合成品や遺伝子組換え作物(Genetically Modified Organism)を、美味しいと言いながら食べ物として口に入れ、また、多種多様な化学合成品を、よく効くと言いながら薬として口に入れる。

薬は、症状を緩和するだけのものです。その症状を引き起こした原因である生活習慣や思考習慣を変え、加齢による心身機能の低下を、なるべく阻止し、心身機能の維持を計らない限り、「以後も同じような状況に陥れば、同じような症状を示し、同じような薬に頼り続ける」という循環、つまり、薬依存から、決して抜け出せません。

 

 製薬会社や医療業界は、あなたが元気になって薬要らずになることを願っているのではなく、あなたが死ぬまでリピーターになってくれることを、願っています。その結果の、約42.1兆円です。前回の投稿で採り上げました「バター入りマーガリン」という些細な表記が、なぜ、気になっているのか。その背景について書かせていただきました。

 

 

神奈川県横須賀市にて

佐藤 政則

 

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