第19回統一地方選関連の特例法(平成30年法律101号)
学生時代、京阪本線沿線の寝屋川市に住んでいたり、また、島尻安伊子氏の政治団体に、ずいぶん前に、ほんの少額ですが、寄附をしたことがあったりで、両選挙区とも、多少、気にはしていて、結果を見て、予想外の部分もありました。この結果に関して「衆参同日選」を云々するニュース記事を見かけましたが、それは少し的外れではないかと、僕は思います。
そもそも、この国の首相は、「自分にとって都合が良い時期に、衆議院を解散することができる」と、あまり根拠なく思って居られるようだし、特に、現在の首相は、ご自身の自民党総裁在任期間を長くする上で都合が良い時期を見計らって、衆議院を解散しています。現在の首相は、過去2回、衆議院を解散していますが、2回とも、そうしています。
直近のことを言えば、2021年秋に、自民党総裁の3期9年の任期が満了しますが、それに照準を合わせて、2017年秋に、これといった争点もないのに、わざわざ、衆議院を解散して総選挙を行っています。もちろん、消費税および地方消費税の税率引き上げを、2019年秋に設定したのも、自民党総裁の最終期、3期目の途中であり、かつ、衆議院議員の任期が満了するのが2021年秋だからです。
なので、今、「衆参同日選」を匂わせるのは、衆議院議員に対する脅しに過ぎません。「俺の言うことに従わなかったら、解散するぞ」というのは、この国の首相の常套手段です。
4月中に書こうと思って、結局、書けなかったことを、4月30日までに箇条書きさせていただこうと思って居りましたが、それも叶わず、5月、新しい御代が始まりました。が、やっぱり、書かせていただきます。
*大型連休中の、大臣達の外遊三昧は、何とかならないのでしょうか。他国は、大型連休中ではありません。外交は、必然性の積み重ねです。物見遊山(sightseeing and hiking)などとは、もちろん、申し上げませんが、視察と称するお勉強のためや、親睦のためなら、どうぞ、自費で出掛けてください。
*みどりの日、こどもの日、海の日、山の日などよりも、まず、祝日にすべきは、4月28日の、国家主権回復の日(Sovereignty Day)、もしくは、独立記念日(Independence Day)ではないでしょうか。「前日と翌日が祝日だったら、挟まれた日も休日」なんて、以(もっ)ての外です。挟まれた日が休日である理由を、他国の人に訊かれたら、どう答えればいいのでしょうか。
*本日、5月1日は、国際的にメーデーです。この日を、践祚(せんそ)、即位の日とするということは、御在位十年の日も、御在位二十年の日も、メーデーなどと被るということです。4月30日を退位の日とした理由を知りたくて、法律、政令に当たってみましたが、理由は見付かりませんでした。
*基軸通貨であるドルの1ドル紙幣の肖像は、ジョージ・ワシントン米国初代大統領です。ずっと、そうです。基軸通貨の紙幣の肖像、もしくは、基軸通貨であろうとする通貨の紙幣の肖像は、余程のことがない限り、変更すべきでないと、僕は思っています。日銀の発案なのか、財務省の発案なのか、それとも、それ以外の勢力の発案なのか、全く知りませんが、「円は二流の通貨だ」と、世界に知らしめたいのでしょうか。
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則
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