テレビ受像機を持っておらず、「複数組存在する『48』が末尾に付くグループは、ほぼ同系統の集団で、『モーニング娘。』というグループは、違う系統の集団だ」というくらいのことしか知らない者が、娯楽の世界で活躍されている方について書かせていただくというのは、かなり無理があることなのですが、民法90条で言及されている「公の秩序」にも、「善良の風俗」にも関わってくることなので、敢えて、独身であるベッキーさんと、配偶者がいる川谷絵音さんの、不倫について、書かせていただきます。
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我が国の民法においては、770条1項で列記されている五つの状況の、いずれかに該当すれば、離婚の訴えを提起することができると、されています。その五つのうちの一つは、「婚姻を継続し難い重大な事由があるとき」です。
ここからは、ばんばん、推測を交えていきますが、既婚男性が、妻以外の女性にはしるときは、大抵、「妻との関係が良好ではない」ことを、強調するものです。ある既婚男性に好意を持つ独身の女性がいると仮定して、その既婚男性が、そういう女性に「妻との関係が良好ではない」と告げれば、その女性は、どう思うでしょうか。
「妻との関係が良好ではないということは、つまり、夫婦関係が破綻しているんだな。ということは、婚姻を継続し難い重大な事由があるってことだ」と、その女性が考えるかどうかは分かりませんが、少なくとも、恋の予感を感じ、その既婚男性の、どんな些細な言動も、希望を失わずに受け止めようとするでしょう。もし、その既婚男性が、遠方にある本人の実家に、その女性を連れていくようなことがあれば、その女性が、理性を失うほど舞い上がってしまうであろうことは、容易に想像できます。
また、SNSから不正な方法で盗まれ流出した情報は、ウィキリークス(WikiLeaks)から発信される情報と同じで、情報源が明らかにされておらず、誰も、それらの情報の信ぴょう性を公的に立証することは、できません。そんな中、「出演するなどして関わっていた広告に関する違約金を、ベッキーさんも負担するのではないか」という報道があり、もし、そうなれば、「この国は、右も左も、真っ暗闇じゃ御座いませんか」ということになり兼ねないと、僕は思いました。
僕は、ベッキーさんが、何をされている人か、また、どういう考えをお持ちの人か、全く存じ上げません。ただ、「川谷さんの夫婦関係が破綻しているかどうか」を、つまり、「川谷ご夫妻に婚姻を継続し難い重大な事由があるかどうか」を、知り得る立場にいるのは、ベッキーさんではなく川谷さんであり、その川谷さんが、わざわざ、ご自身の実家にベッキーさんをお連れしていることを考慮に入れれば、分(ぶ)が悪いのは、どう考えても、川谷さんではないでしょうか。
SNSで書いたことが不正な方法で盗まれ外部に漏洩し、そういう情報で、公然と人が判断され重要事項が決められるというのは、何だか、朝鮮半島北部の密告社会を想起させます。右も左も、真っ暗闇じゃ御座いませんか。長々と、失礼致しました。
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則