予算をしっかり立ててから、お金を使う(硬く言えば、決算主義ではなく、予算主義)。つまり、お金を計画的に使うことは、とても大切なことです。まして、そのお金が、私金ではなく公金であれば、なおさらのこと。
少し、余談ですが、「予算作成後に生じた事由に基づき、予備費の枠を越えて、特に必要となった経費の支出」などがある訳でもないのに、まるで、年中行事の一つであるかのように、補正予算を組むことは、財政法29条に違反する、言語道断な行為です。
我が国の予算(案)は、まず、参議院ではなく衆議院に提出されて、審議、可決され、参議院が、それを受け取った後30日以内に議決しないときは、その時点で、予算が成立することになります(いわゆる、自然成立)。そのため、3月2日までに、予算案を、衆議院において可決させ参議院に送付すれば、次会計年度の初日である4月1日までに、予算を成立させることができます(30日間の期間計算は、"初日算入"です)。
僕が、昨年の成人の日に、「世の中は、とっくに、仕事始めをしているのに、なぜ、内閣は、1月4日に、通常国会を招集しないのか」と書かせていただいたのは、もちろん、この「3月2日」を念頭に置いてのことです。「大きな声では言えないけど、実は、今年に限って言えば、1月4日に召集すれば、俺、嬉しいんだよね」みたいな、我欲丸出しのよこしまな理由からではありません。
6月26日云々のところまで、書き進みませんでした。先送りさせてください。
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則