本年度分の税収は、本年7月末時点で、実質約4.7%減です | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 いやー、驚きました。財務省のウェブサイトは、ホントに、心臓に良くないです。

 前回の投稿をアップロードしましたときは、次の投稿で、国税庁による「平成25年分 民間給与実態統計調査」と、厚生労働省による「毎月勤労統計調査 平成25年分結果確報」を、俎上に載せて、一文、書かせていただこうと、思っていました。なぜなら、前者の資料には、「1年を通じて勤務した給与所得者に支払われた給与の総額は 192兆1498億円対前年比3.4%増であり、・・・」と書かれていて、後者の資料には、「現金給与総額は前年と同水準。平均月間現金給与総額は、前年と同水準の314,054円となった」と書かれているからです。
もちろん、どちらの統計も、正真正銘の公的統計統計法2条3項)であり、基幹統計(統計法2条4項)に分類される統計です。

 しかし、先ほど、9月22日の投稿で言及しました『財務省/国庫歳入歳出状況』のページ(当ブログのブックマーク欄に追加済み)を、何の気なしに、閲覧していて、とんでもない数字に、出くわしましたので、急きょ、予定を変更させていただきます。
『財務省/国庫歳入歳出状況』のページを見てみると、一会計年度に属する国税は、6月から翌年7月まで、14か月かけて、計上される(=国庫に収納される)ようです。平成26年度分の国税の集まり具合が、前年同月と比べ、どうなっているかを確認するために、このページこのページを、是非、見比べてください。

 先月下旬に、初めて、これらのページを見比べ、僕は、「7月末時点での本年度の税収の累計額は、8001億円。前年同月の値は、7312億円。前年同月比、約9%増か、まあまあだな」と思いました。が、先ほど、「どの税目が、約9%増に、寄与しているのか」を知りたくて、各税目の値を見比べていて、驚きました。
消費税収の値を、よく見比べてください。平成26年度分は、6月から、消費税収の計上が始まっていて、平成26年7月末時点での消費税収の累計額は、1036億円です。平成25年度分は、平成25年7月末時点で、まだ、消費税収の計上が始まっておらず、平成25年7月末時点での消費税収の累計額は、0円です。

 この1036億円を、考慮に入れれば、平成26年度の税収は、7月末時点で、前年同月比、実質約4.7%減です。年間税収の2%も、徴収していない時点での数字ですが、心配性の僕の心臓に負荷をかけるには、充分な数字です。引き続き、注視して参ります。


神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則