公的統計もまた、諸刃(もろは)の剣である | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 矯(た)めつ眇(すが)めつ、眺めてみる。ちょっとしたことが気になる性格のせいなのか、もしくは、疑い深い性分のせいなのか、時々、そうすることがあります。対象が、体積があり形あるものであっても、思惑や意図などの目に見えないものであっても、時に、そうします。ひょっとしたら、騙されているのではないか、いや、誘導されているのではないか、特に、相手方にだけ都合が良くなる方向に、誘導されているのではないかと、思ってしまうからです。

 矯めつ眇めつ、眺めてみて、納得できなかったら、次に、ぐっと、一歩も二歩も引いて、眺めてみます。枠を広げて考えてみます。何の枠かと、問われれば、今のところ、「frame of reference(敢えて直訳するなら、参照先の枠)」以外の言葉が思い付かず、申し訳ないのですが、空間、時間を問わず、枠を広げて考えてみます。近くに存在する人やものだけでなく、遠くに存在する人やものも、考慮に入れてみます。同時に、今、存在する人やものだけでなく、昔、存在した人やもの、将来、存在するであろう人やものも、考慮に入れてみます。

 結果、牛の歩みに似て、時間がかかる割には、なかなか、前に進まないのですが、当ブログで、書かせていただいていることの多くは、このような流れを経て考え付いたこと、脳裏に去来したことです。

 各種統計は、物事の状況を、さっと把握する上で、大変、有用なものですが、その作成には、それなりに費用がかかります。また、それを作成する者も、閲覧する者も、それを慎重に取り扱わなければ、社会を誤った方向に導くことにもなり兼ねません。公的統計であれば、なおさらのことです。公的統計に関しては、統計法という法律があり、公的統計が、社会を誤った方向に導くことがないように、なっているはずなのですが・・・。

 ある公的統計について書かせていただく積もりで書き始めたのですが、いつものことながら、前置きが長くなってしまいましたので、ここで、一旦、切らせていただきます。


神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則