私達は、仁義に外れない国を次の世代に渡すことができるのか | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 「紙と計算尺」の時代なら、いざ知らず、表計算ソフトやデータベースソフトが、無料である、もしくは、そう高価でない時代に、特別会計などというものを乱立させたままにすることは、全く意味を為しません。
そればかりか、特別会計などというものを乱立させたままにすることにより、「故意に、公金の流れを複雑化し、その全貌を見えにくくすることにより、恣意的な公金の取り扱いを隠し続けよう」とする勢力を、ただただ、増長させています。

 特別会計が、そんな状況である中、各省庁の、一般会計における概算要求が、例年通り、今月の頭に、出揃いました。あくまでも一般論ですが、「我が部局、我が省庁の予算を増やせ、増やせ」というのが官僚というものだとすれば、財務省官僚のトップ、財務事務次官の職に、代々、いわゆる増税派と目されている人物が就くのは、世の習いというものなのでしょうか。
それにしても、現に税収が増えたという実績がある訳でもないのに、この、概算要求の膨れ具合は、一体全体、どういうことなのでしょう。数年前の民主党政権を嘲笑することは、もはや、僕はできません。もちろん、概算要求の段階なので、多めに吹っ掛けた数字、いやいや、心持ち、多めに見積もった数字であり、折衝段階で、幾分かは削られるのでしょうけれど。

 こう書き進めると、「佐藤は、増税に反対なのか」と、お感じの方も居られるかもしれませんが、僕は、何度か書かせていただいている通り、「税収総額を確実に増やし、赤字国債の残高を、30-50年後にはゼロにし、そうなった暁には、財政法4条1項を憲法に移行させることにより赤字国債の発行を一切できなくさせ、よって、仁義に外れない国を、次の世代の人に渡すべきである」と、強く思っています。次回以降で、もう少し突っ込んだ内容の文章を、数字を盛り込みながら、書かせていただきます。

 今夜は、ガタンゴトン。この後、こちらJR熱海駅より、宇高連絡船の大広間休憩室を、少し思い起こさせる「サンライズ瀬戸・出雲ノビノビ座席」泊(=車内泊)で、西に向かいます。


静岡県熱海市にて
佐藤 政則