奇岩「立石」越しに、大空に浮かんでいるかのような富士 | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 げんなりさせられることが重なったときに感じる、疲れ。そして、事の大小を問わず、自分のとって意味があると思うことを達成したときに感じる、疲れ。
一口に疲れと言っても、大きく分けて二種類あるように、思います。前者の疲れは、まるで、底なし沼に放り込まれたようで、いつになったら、そこから抜け出し回復するのか、先が、なかなか読めません。それに対し、後者の疲れは、達成感の余韻の中、深い眠りにもいざなってくれ、結果的には、浮き世の憂さを、少し晴らしてくれるのではないでしょうか。

 このところ、げんなりさせられることが重なり、ブログで何を書かせていただこうかと考えている間に、睡魔に負け寝てしまうということが続き、投稿が滞りがちです。そんな中、先日の非番の日(= day off)に、路線バスで、三浦半島の西海岸にございます陸上自衛隊武山駐屯地の前まで移動し、思い切って、そこからJR鎌倉駅まで、走って歩いて、また走り、自力で行軍してみました。

 その日は、たまたま、陸自武山駐屯地に隣接する海上自衛隊横須賀教育隊で、修業式のような行事が行われていたようで、出入り口が、それ用に飾られていましたが、そのそばも黙々と走り抜け、道中、秋谷(あきや)の海岸沿いで一休みし、富士見西行よろしく、「独り、海岸で取り残されたような奇岩、立石(たていし)」越しに、富士が見えるであろう辺りを、眺めてみました。
すると、どうでしょう。そもそも、夏場は、空気がよどみがちなので、富士が見えることはあまりないのですが、その日は、富士の山裾部分は曇って見えず、山頂部分のみ、うっすらと姿を現し、まるで、奇岩「立石」越しに、富士の山頂部分が、大空に浮かんでいるかのよう。

 三浦半島の西海岸を、自力で行軍し、充分疲れましたが、少し、浮き世の憂さが晴れました。自分なりの『富嶽百景』をお探しの方は、是非、横須賀市の相模湾側、西地区にも、お越しください。


神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則