広島での大規模土砂災害の報に接して | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 国土のおよそ7割が山地である、日本。国語辞典『スーパー大辞林』に拠れば、沖積(ちゅうせき)平野とは、「河川の堆積作用によってできた平野」のことだそうですが、我が国、日本は、「山と海岸線の間の僅かな部分に、比較的短い河川が流れ、その河川の流域に、沖積平野が広がっている」という地勢のところが多く、僕の出生地、姫路市がある播磨(はりま)平野も、まさに、そのような地勢のところです。

 昨日の午前中、職場にあるテレビによって、広島市の複数箇所で、大規模な土砂災害が発生したことを知りました。テレビ画面に、比較的なだらかな山裾を造成して造られた新興住宅地が、映っていて、ほとんど忘れかけていた、昔の出来事を、思い出しました。

 僕の実家も、山を削り池を埋め立てて造られた新興住宅地(新興と言っても、造成されたのは昭和40年前後)にあり、小学校の低学年の頃だったか、台風か大雨で、裏山の一部が崩れたことがありました。山の肌が細長くえぐれ、何度が遊びに行ったことがある友達の家が、土砂で、ほぼ全壊してしまいました。その友達の一家は、土砂崩れの直前に、異変、異音に気付き、家から離れ、難を逃れました。

 広島の現場において、多くの方が亡くなられ、そして、行方が未だ分からない方が、おられるとのこと。事の推移を見守る以外、何もできず、甚だ、心苦しく申し訳ない限りですが、亡くなられた方のご冥福と、行方不明の方の一刻も早い救出、救助を、お祈り申し上げます。


神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則